◆「緩和策」と「適応策」を理解しよう!
過去にも本ページにてさまざまなゼロカーボンに関する取り組みをご紹介してきましたが、ゼロカーボンシティを実現するためには、地球温暖化の「緩和策」と「適応策」の両方を推進することが重要です。
本号ではこの「緩和策」と「適応策」が何を示すのかを紹介し、ゼロカーボンの必要性を少しでも感じ取っていただければと思います。
◇「緩和策」とは何か?
ゼロカーボンの取り組みにおける「緩和」とは、「地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑制すること」を表します。
具体的には再生可能エネルギーの導入やエネルギー消費量削減に向けた取り組みなど、さまざまな緩和策があり、広報紙においても多くの取り組みを紹介してきました。
一方で、厳しく緩和の努力をしても、長期的には温暖化の影響による豪雨・渇水・土砂災害の規模拡大を避けることは困難と予想されています。
そこで重要になるのは地球温暖化に対する「適応」の取り組みです。
◇「適応策」とは何か?
ゼロカーボンの取り組みにおける「適応」とは、「起こりつつある、あるいは起こりうる影響に対して、自然や人間会の在り方を調整すること」を表します
これは地球温暖化による気候変動の影響によって起こりつつある災害への対策、備え。地震・集中豪雨・洪水・渇水・土砂災害、農業へのストレスなどが発生した際の被害を軽減するために、さまざまな対策を進めていこうという取り組みです。
具体的には、災害時ハザードマップの整備。高波・高潮・津波に備えた海岸保全施設の耐浸透性・耐侵食性・耐震性の向上など施設の質的向上。降水量の低下による水不足対策として水資源の確保。災害時における農業用地の水没防止対策や、農業用水の安定確保などが考えられます。
◇温暖化を見据えた取り組みが重要!
上記では主に災害に対する「適応策」を紹介しましたが、他にも農作物の質や収穫量が変わるなど、1次産業に大きな影響を与える可能性もあります。
地球温暖化によって発生する問題を解決するためには、一人一人が「緩和策」と「適応策」の重要性を理解し、対応を積み重ねることが重要となります。
引き続き広報紙でもゼロカーボンの達成に向け私たちに何ができるのかを発信していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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