◆豊かな自然を次世代へ
自然を再興し豊かなまちづくりを進めようと、9月14日、佐々木学町長が北海道の地方公共団体に先駆け「栗山町ネイチャーポジティブ宣言」を表明しました。
◆ネイチャーポジティブとは
日本語訳では「自然再興」といい、「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させる」ことで、自然が豊かになっていくポジティブ(プラス)の状態にしていくという考え方を指します。
この考え方は、自然環境保全の取り組みだけではなく、経済、社会、政治、技術までの全てにまたがって改善を促していくことで、自然を豊かにしていくという趣旨でもあります。
これまで築き上げてきた本町の豊かな自然を次の世代に継承し、未来を守るための取り組みを積極的に行っていきたいと思います。町民皆さんのご理解とご協力をお願いします。
2030年までのネイチャー・ポジティブに向けた自然のための測定可能な世界目標
出典:WWFジャパン「生きている地球レポート2022」
■栗山町ネイチャーポジティブ宣言(抜粋)
本町ではこれまで、ハサンベツ里山20年計画事業、夕張川魚道整備や稚魚放流事業、ゼロカーボンシティ宣言、ごみ分別(リサイクルの推進)をはじめとする、自然環境保全の活動を進めてまいりました。
このような活動が持続可能な発展を遂げていくためには、長い時間をかけて形成されてきた多様な生態系を保全することが必要であります。
栗山町は、以下の3つの目標のもと、町民、関係機関・団体(事業者)、町が共に豊かな生物多様性を次世代に継承し、未来を守るための取り組みを積極的に行い、自然を回復軌道に乗せるための「ネイチャーポジティブ」の実現を目指していくことを、ここに宣言いたします。
1.自然を守り、次代につなぐまちづくりを進めます。
2.ゼロカーボンの実現に向かうまちづくりを進めます。
3.資源を大切にするまちづくりを進めます。
令和6年9月14日
北海道栗山町長 佐々木学
問い合わせ:環境政策課
【電話】76-7065
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