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[栗山小特別企画]現状を知って、みんなで守る「夕張川」

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北海道栗山町

本(ほん)ページでは栗山小学校(くりやましょうがっこう)6年生(ねんせい)が総合的(そうごうてき)な学習(がくしゅう)「豊(ゆた)かな里山()さとやまふるさとの川(かわ)」で作成(さくせい)したレポートを紹介(しょうかい)します。

◆夕張川(ゆうばりがわ)のゴミの実態(じったい)
皆(みな)さんは栗山(くりやま)の自然環境(しぜんかんきょう)に疑問(ぎもん)を持(も)ったことはありますか?
栗山(くりやま)では、これまでさまざまな自然活動(しぜんかつどう)を行われており、特(とく)に「ハサンベツ地区(ちく)」は平成(へいせい)13年(ねん)から20年計画(ねんけいかく)で自然保護活動(しぜんほごかつどう)を継続(けいぞく)し、現存(げんぞん)されている。そこで私(わたし)たちは、栗山(くりやま)の川(かわ)に着目(ちゃくもく)し、現状(げんじょう)について調査(ちょうさ)した。
昨年(さくねん)10月に夕張川(ゆうばりがわ)の清掃(せいそう)を行(おこな)い、ゴミの量(りょう)を集計(しゅうけい)すると、大量(たいりょう)のゴミがあることが分(わ)かった。2時間(じかん)の活動(かつどう)で合計(ごうけい)220kgにのぼる。だが、これは全体(ぜんたい)の一割(わり)にも満(み)たない程(ほど)の量(りょう)だ。(しぜんかんきょう)に悪(わる)いプラスチックが約(やく)5割(わり)(約(やく)100kg)をしめる(グラフ)。これは、川(かわ)が汚(よご)れる原因(げんいん)と推測(すいそく)する。次(つぎ)に多(おお)いのは工場(こうじょう)で出(で)たゴミで、約(やく)3割(わり)(約(やく)60kg)。農業(のうぎょう)で使(つか)う袋(ふくろ)がたくさんあった。このゴミは風(かぜ)で飛(と)ばされたと推測(すいそく)でき、缶(かん)のゴミからはポイ捨(す)てが行(おこな)われていることも活動(かつどう)で分(わ)かった。魚(さかな)にとって大量(たいりょう)のゴミがある場所(ばしょ)は住(す)みづらいだろう。
ゴミを捨(す)てている人(ひと)がたくさんいる現状(げんじょう)。なぜ、環境(かんきょう)のことを考(かんが)えず、大人(おとな)たちがゴミを捨(す)て、子(こ)どもたちが時間(じかん)を使(つか)い、拾(ひろ)わなければならないだろうか。

◆ゴミを減(へ)らすために
なぜ、ポイ捨(す)てはいけないのだろうか。例(たと)ええば雨風(あめかぜ)によって川(かわ)へ運(はこ)ばれ海(うみ)へ流(なが)れ着(つ)き、劣化(れっか)したゴミが細(こま)かなプラスチックなどになり、川(かわ)や海(うみ)が汚染(おせん)される。生(い)き物(もの)が誤飲(ごいん)してしまう場合(ばあい)もある。
他(ほか)にも魚道(ぎょどう)にゴミが入り、魚(さかな)が魚道(ぎょどう)に入(はい)りづらくなる。生(い)き物(もの)の産卵(さんらん)の妨(さまた)げになる場合(ばあい)もある。
また、人間(にんげん)にも害(がい)がある。ゴミを誤飲(ごいん)した状態(じょうたい)の魚(さかな)を食(た)べると健康被害(けんこうひがい)を受(う)ける場合(ばあい)もある。そこで、ポイ捨(す)てを行(おこな)っている人(ひと)に注意(ちゅうい)をし、ゴミ拾(ひろ)いイベントの協力(きょうりょく)をするなど、水環境(みずかんきょう)に目(め)を向(む)けて見(み)てはどうだろうか?
また、夕張川(ゆうばりがわ)の現状(げんじょう)を知(し)り、水環境(みずかんきょう)に目(め)を向(む)け、自分(じぶん)たちがで
きるゴミの削減工夫(さくげんくふう)で、5Rを考(かんが)えた。5Rは、3R(リデュース、リユース、リサイクル)のほかにリペア、リターンが追加(ついか)されたもの。これらを参考(さんこう)に、家庭(かてい)でゴミの分別(ぶんべつ)をしっかりと行(おこな)ってほしい。
今回(こんかい)の記事(きじ)を読(よ)み、一人一人(ひとりひとり)が意識(いしき)を改め、小(ちい)さいことから行動(こうどう)を移(うつ)してほしい。

※詳しくは本紙P.9をご覧ください。

記事(きじ)の全編(ぜんぺん)はWEBで公開(こうかい)
『栗山小学校 夕張川』で検索

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