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自治体の皆さまへ

こんにちは保健師です

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北海道標茶町

■感染症にご注意ください
みなさんは呼吸器感染症を引き起こすウイルスで最近発見された「ヒトメタニューモウイルス」をご存じでしょうか。2001年にオランダの研究チームにより発見されましたが、これは新種のウイルスではなく、以前から世界中にあり技術の進歩で発見にいたったものです。
実はこのヒトメタニューモウイルス感染症は春先に流行するといわれています。しかし、本町では昨年のこの時期から冬にかけてよく聞くようになりました。
このウイルスは感染力が強く、1~3歳の幼児の流行が多いようです。1回の感染では十分な免疫が得られず、幼少期は何度も感染する場合があります。また、大人も感染することがあり、高齢者が感染すると重症化することがあるので注意が必要です。この病気の症状などについて、さらにご説明いたします。

[感染経路]
咳やくしゃみで飛び散ったウイルスを吸い込む飛沫感染や、口や鼻を触った手からウイルスがうつる接触感染といわれています。感染してから4~7日後がウイルス量のピークとなり、ウイルスの排出は症状が出てから1~2週間続き、この期間ほかの人に移す可能性があります。
[おもな症状]
風邪症状によく似ています。
・咳(多くの場合、1週間程度続きます)
・熱(38.5℃以上が4~5日続くこともあります)
・鼻水
悪化するとゼイゼイ、ヒューヒューというような呼吸音となり、気管支炎や肺炎に進行する場合があります。
[治療法]
有効な抗ウイルス薬はなく、咳、熱など症状を緩和するための対症療法となります。症状があるときは水分を十分にとり、ゆっくり休むことにしましょう。
[対策]
帰ってきたらうがい・手洗いをする、日ごろから規則正しい生活をし、ウイルスに負けない体づくりを心掛けましょう。また、感染が拡がらないように体調が悪い時はマスクを着用しましょう。
秋は急に気温が下がったり、空気の乾燥があったりと感染症にかかりやすくなります。感染症対策を再確認し、家族で取り組みましょう。

問い合わせ:ふれあい交流センター母子保健係
【電話】485-1000

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