飲酒による健康障害を防ぐため、厚生労働省は本年2月に「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を発表しました。
今回は『飲酒(アルコール)と健康』についてお伝えします。
■アルコールの身体への影響には個人差があります
高齢になると一定量を超える飲酒で認知症になりやすく、転倒や骨折、筋肉の減少も起こりやすくなります。10代から20代の若者は脳が発達途中にあり、多量飲酒が脳の機能低下を招く危険があります。
■アルコールは様々な病気と関係しています
病気によって、発症リスクのあるアルコール量が異なります。
また、肥満、血圧、中性脂肪、血糖、尿酸、肝機能などの検査結果は飲酒量と関係している場合があります。
飲酒習慣がある方は、特にがん検診や健診を定期的に受けて、結果を確認しましょう。
◇1日あたりの純アルコール量と病気の発症リスク(厚労省ガイドライン)
■純アルコール量を計算してみましょう
自分が飲んでいるお酒の量とアルコール度数で、摂取している純アルコール量が計算できます。
※ビール500ml(5%)の場合、500(ml)×5(%)÷100×0.8=20(g)の計算で、純アルコール量は20g
◇生活習慣病のリスクを高める純アルコール量は?(1日あたり)
男性:40g以上
女性:20g以上
◇純アルコール20gの目安
■健康に配慮した飲酒のヒント
(1)あらかじめ、量を決めて飲む、(2)食べながらゆっくり飲む、(3)お酒と水や炭酸水を交互に飲む、(4)アルコール度数の高いお酒は薄めて飲む、(5)毎日続けて飲まない(休肝日をつくる)など、自分のルールを作ることをおすすめします。
問合せ:保健介護グループ(市役所2階)
【電話】74-6616
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