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保健センター通信 ホケセンだより

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北海道比布町

■塩とからだのはなし
◇塩の働きって?
塩は生きるうえで欠かせない大切な働きをしています。塩が体に入ると、胃を通って小腸から血液に入ります。

塩の働きとしては…
(1)栄養を全身の細胞に届ける
(2)全身の細胞が動けるように電気を起こす
(筋肉を動かす、心臓を動かす、脳の刺激伝達をスムーズにする)
(3)血流を良くするために体内の水分を一定に保つ
など、私たちが生命を維持するために大切な役割を担っています。

◇塩をとりすぎると?
私たちの体に必要な塩分量は、普段の食事から十分とることができています。
日本人の食塩摂取基準(2020 年版)によると、男性は7.5 g未満、女性は6.5 g未満、高血圧や慢性腎臓病の人は男女とも6g未満となっています。
また、今年7月の健診(若年・特定・後期高齢者)受診者の尿検査で、尿中塩分量の測定を行いました。
推定塩分摂取量の比布町平均[下表]を見ると、受診者の平均が9.56 gで高血圧の方は高血圧なしの方に比べて塩分量が多くなっていることから、高血圧と塩分には密接な関係があります。高血圧は血管の内皮細胞を傷つけて動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳卒中、慢性腎臓病の状態を引き起こします。

◇余分な塩のゆくえ
どんなに食べて飲んでも、血液中の塩分は0.9% に保たれています
0.8%でも、1.0%でも、人間は生きていられません。

体のどこで調整しているの?
(1)全身の血管
水分をよんで血液量を増やし、濃度を調節→血液量増加
(しょっぱいものを食べると、のどが乾きませんか?)
(2) 腎臓
塩分や水分を尿に出して排泄、あるいは再吸収して0.9%に調節
※1日に150 リットル(お風呂1杯分)の血液が流れ込む
(3) 心臓
血圧を上げるホルモンを出して、尿を出させる

2~3日かけて塩分を排泄して正常に戻ります

最近は塩分カットされている食品も増えています。減塩食品を上手に利用しながら減塩を始めませんか?

問い合わせ先:保健センター
【電話】 85-2555

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