●「ピピカツ」って?町では、運動習慣の形成や食生活の改善を通じて、全世代が生涯健康で豊かな人生を送るために必要な体づくりをサポートする事業「ピピカツ」を展開中。ピピカツ事業は、このロゴマーク(※本紙参照)が目印です。
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■[01]今月の筆者 役場保健福祉課 栄養指導係長 加藤和恵
▽冬こそ「脱水」に気をつけて!
夏に比べて汗をかく量が少なくなる冬は、喉の渇きを感じにくく、水分の摂取量も少なくなりがちです。体内の水分が不足すると、脱水によってさまざまな健康障害の危険性が高まります。
脱水の初期段階の症状には、右図のようなものがあります。「脳」「消化器」「筋肉」、これらをきちんと機能させて健康に過ごすために、脱水には気をつけましょう。
秋から冬にかけては、夏とは違い、「乾燥」が脱水の原因となります。体内の水分は、汗や尿の他に、皮膚からの水分蒸発によって外に出ていきます。秋や冬は湿度が低く、暖房を使うようになると、水分が失われやすい環境となります。
脱水の初期段階の症状は、どれも「少し体調が悪いな」と、軽く考えてしまいがちですが、まずは水分不足を疑って、こまめに水分補給をしましょう。
○脳
・頭痛
・集中力の低下
・日中の強い眠気
○消化器
・食欲不振
・胃もたれ
・腹部の不快感
○筋肉
・体に力が入りにくい
・筋肉痛
・足がつる
■[02]ピピカツフィットネスLite《4回目》
テーマ「正月太り解消~脂肪鬼燃やしフィットネス~」
日時:令和7年1月29日(水)午後6時~7時30分
場所:農村環境改善センター多目的ホール
講師:町地域おこし協力隊員城野翔平
対象:20歳以上の町民ならどなたでも
問い合わせ・申し込み先:保健センター
【電話】85-2555
10月14日、成人向け健康づくり事業「ピピカツフィットネスLite」の3回目を開催しました。ベテランインストラクターによるエアロビクスとヨガを1時間ずつ体験し、参加者は心地良い汗をかいていました。
■[03]健康講演会・認知症講演会開催
10月20日、脳トレゲームの開発などで知られる東北大学・加齢医学研究所の川島隆太教授を講師に招き、「健康講演会・認知症講演会」を町福祉会館で開催しました。
「脳を知り、脳を育み、脳を鍛える」と題した講演では、川島教授から「認知機能は20歳代を過ぎると低下していく。防止するためには前頭前野を鍛えましょう」と説明がありました。
教授らが開発した、音読と簡単な計算による「学習療法」と呼ばれるプログラムによって、認知症の症状が和らいだ実例などを紹介。速く読み、速く解くことは、脳の情報処理能力や記憶力に効果があると実証されています。
川島教授は「紙媒体での読書は脳が活性化する。ぜひ意識して生活してみて」と助言されました。皆さんも「脳トレ」をして、健康な脳を目指しませんか。
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