■6月4日から10日は「歯と口の健康習慣」です
▼歯周病とは?
歯にこびりついた「プラーク(歯垢(しこう))」にすみつく菌の繁殖によって起こる感染症で、歯ぐきの腫れや出血から始まり、歯を支える骨が溶けて、歯が抜け落ちる病気です。
歯周病は、口の中だけではなく全身に悪影響を及ぼし、特に糖尿病とは密接な関係があります。
歯みがきなどの口腔ケアをしっかり行い、一生自分の歯で食べられるようにしていきたいですね。
▼歯周病は糖尿病の合併症?
歯周病は糖尿病の合併症の一つといわれています。実際に糖尿病にかかっている人は歯周病にかかっている人が多いという疫学調査が数多く報告されています。
最近では、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するということが明らかになっており、相互に悪影響を及ぼしています。
▽TNF-α(アルファ)とは
慢性の炎症があるところで作られ、増えるとインスリンの働きを妨げるといわれている。
▽インスリンとは
すい臓で分泌されるホルモンで血糖をコントロールする働きがある。
「年に1~2回は歯科医を受診し、プロによる口腔ケアを受けることをおすすめします!」
▼歯周病の治療で糖尿病も改善!
歯周病を合併した糖尿病にかかっている人に対して、徹底的な口腔ケアを継続した結果、血液中のTNF-αの濃度が低下し、血糖値のコントロール状態が改善したという結果が得られています。
歯周病を防ぐためには、毎日の歯みがきや舌のケアで口腔内を良い状態に保つことが大切です。就寝前の歯みがきは、より丁寧にしましょう。
問合せ:保健センター
【電話】85-2555
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