●「ピピカツ」って?
町では、運動習慣の形成や食生活の改善を通じて、全世代が生涯健康で豊かな人生を送るために必要な体づくりをサポートする事業「ピピカツ」を展開中。ピピカツ事業は、このロゴマークが目印です。
■[01]今月の筆者 役場保健福祉課 栄養指導係長 加藤和恵
体重と血圧の関係と第2回ピピカツフィットネスLiteについて紹介します。
◇体重が増えると血圧は高くなる?
血圧が高い状態が続くと、脳梗塞や脳出血、狭心症、心筋梗塞などの重大な疾患に繋がる恐れがあります。
血圧は、塩分のとり過ぎで高くなることが分かっていますが、《体重が増える=脂肪細胞が大きくなる》ことでも高くなります。
脂肪細胞が大きくなると悪玉サイトカインやレプチンという生理活性物質(※)をたくさん分泌して、(1)血管の壁を厚くする(2)血管が広がらなくなる(3)血管を収縮させる(4)塩分の再吸収を進めて血液量を増やすといった悪さをしていきます。体重が増えると血圧が高くなるのはこのためです。
◇血液をコントロールしている臓器は腎臓と脳
腎臓は、体液や血液の塩分濃度を常に0.9%に維持するために調整しています。塩分の摂取量が多い期間が長いと調整がうまくできず、血液量が増えて血圧が高くなります。
脳の視床下部では、血圧や脈拍、体温などを自律神経・副交感神経で無意識に調整しています。生理活性物質の影響で交感神経が活発になって、血圧をうまく調整できなくなります。
◇まずは減量が重要です
BMI25以上(体重kg÷身長m÷身長)の場合、脂肪細胞が大きくなっています。現体重の3~5%(60kg:1.8~3kg)の減量ができると、脂肪細胞が小さくなって悪玉サイトカインなどの分泌量が減るので、高血圧も改善されます。もちろん、減塩の取組も有効です。
■[02]「ピピカツフィットネスLite」ぜひご参加ください
ピピカツ事業の一環として、大人向け運動教室「ピピカツフィットネスLite」を開催しています。
◇第2回「誰でもぎゅっと引き締まる!お腹and脚痩せフィットネス」
日時:7月24日(水)午後6時から
※5時30分から体組成測定、減塩食品体験があります。
場所:農村環境改善センター多目的ホール
対象:20歳以上の町民
持ち物:動きやすい服装、上靴、タオル、飲み物、ヨガマット
問い合わせ・申し込み先:保健センター
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