■9月10日から16日は自殺予防週間です
厚生労働省の意識調査によると4人に1人が「これまで自殺を考えたことがある」と回答しているそうです。
自分自身はそう考えなくても、周囲には自殺を考えるほどの悩みを抱えている人がいるかもしれません。
◆比布町の現状
比布町の過去10年間の自殺死亡者の状況を見ると、北海道平均よりも低い状況です。年代別には、40・50代の壮年期よりも60歳以上の高齢期の方の死亡が多くみられます。
◇自殺者の状況(SMR)
※平均を100とし、100より低い場合は死亡率が低い
・平成25年~令和4年
比布町:59.2
北海道:103.2
道内順位:178位
◆周囲にいつもと様子が違う人がいるなと感じたら…
自殺を防ぐためには、周囲がサインに気付いて本人を支えることが重要です。中には誰にも相談できず、一人で悩んでいる方もいるかもしれません。
いつもと様子が違う人がいたら、「眠れていますか?」「元気ないようだけど何かあった?」などと話しかけてみましょう。
◆接し方のポイント
◇傾聴
・話を聞くときは、本人の気持ちを尊重し、悩みを真剣な態度で受け止め、相手の感情を否定しないことが大切です
・相手が話しやすい環境を作りましょう
◇見守り
・あたたかく寄り添いながら、じっくりと見守りましょう
◇つなぎ
・早めに専門家に相談するよう促しましょう
◆比布町民は睡眠で十分に休養がとれていない?
睡眠は、こころの健康づくりに不可欠であり、睡眠障害は、うつ病などの病気の発症のリスクとなることから、自殺予防の一つとして、睡眠を十分とることはとても大切です。
特定健診質問票から、「睡眠で休息が十分にとれていない者」の割合を調べたところ、比布町は、北海道に比べて割合が高いことがわかりました。
朝起きた時にすっきりしていない、日中も眠たい方などは、十分に睡眠がとれていない可能性があるので、日常生活を見直してみましょう。
◇睡眠で休息が十分にとれていない割合(比布町国保)
H28…6.3%
R2…42.7%
R4…37.4%
北海道(R4)…33.8%
◆良質な睡眠を確保するためのポイント
・適度な運動やバランスの良い食事をとる
・就寝前のカフェインやアルコールを避ける
・寝る前のスマートフォン・タブレットの使用を控える
・室温や寝具を整える など
◆ご相談ください
・比布町保健センター【電話】85-2555
・こころの健康相談(上川保健所)【電話】46-5992
・厚生労働省HP「まもろうよこころ」
問合せ:保健センター
【電話】85-2555
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