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自治体の皆さまへ

《特集》手話で「ありがとう」を伝えよう(1)

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北海道江別市

■手話を知っている人が増えてほしい
手話を知ることや広めること、手話を通して会員同士の親睦を深めることを目的に活動している「えべつ手話の会」と「大麻手話の会」の会長からお話を伺いました。
・大麻手話の会 会長 豊畑 学(とよはたまなぶ)さん
・えべつ手話の会 会長 吉野(よしの)しのぶさん

▽どんな活動をしていますか
吉野:えべつ手話の会は、昼と夜にそれぞれ週1回、学習会をしています。学習会と言っても、テキストを開いた学習だけでなく、手話を使ったレクゲームなどもしています。会員のほとんどは耳が聞こえる人ですが、耳が聞こえない、ろう者も数人参加してくれています。

豊畑:大麻手話の会も学習会をしていて、最近だとイソップ童話を手話で話したり、手話で伝言ゲームをしたりしました。手話の初心者からベテランまでいるので、誰でも楽しめる内容をみんなで考えて行っています。

吉野:学習会だけではなく、行事もあり、聾学校の見学や動物園などに、ろう者と一緒に行きました。ろう者と行動を共にしてみると、室内で勉強しているのと違い、聞こえない人の困る場面を知ることができたり、室外の雨音や店員さんの声など、「この音は聞こえていないんだ」という気付きがあったりするので、勉強になります。

▽手話を始めたきっかけは何ですか
豊畑:車いすテニスのボランティアサポーターをしていた時に、難聴者と出会いました。その方の手話を見て「かっこいい」と思い、手話に興味を持ったちょうどその頃に、広報えべつで手話講習会を知り、受講したのがきっかけです。
手話の会の会員では、手話を題材にしたドラマや、仕事でろう者に出会うなどのちょっとしたきっかけで興味を持って手話を始めた人が多いです。

吉野:叔母がろう者なので、子どもの頃から手話は身近な言語でした。なんとなく覚えていたのですが、しっかり学びたいと思い、手話講習会を受講しました。受講後も、ろう者と交流する機会が欲しいと思い、えべつ手話の会に入って活動しています。
ろう者と関わる中で、面白い人や素敵な人とたくさん出会いました。この人と「話がしたい」と思った時に、手話を使って、通訳なしで話ができることがうれしくて、手話の勉強を続けています。

▽手話に興味を持った方へ
豊畑:街中でろう者に会った時に手話であいさつができる、それだけでも喜んでもらえると思います。聞こえないことへの理解が広まり、手話を知る人が増えたら、うれしいです。
手話の会は、手話に興味のある方であれば、子どもから大人までどなたでも大歓迎です。

■「ありがとう」が伝わるまちに
日本語以外の言語、例えば英語の「ありがとう」や「こんにちは」などの言葉は知っている人が多いのではないでしょうか。手話も同じように言語であり、身近に手話を使っている人が暮らしています。たった一つの言葉でも伝わること、伝えられることはうれしいものです。
手話にはすぐに使える言葉がたくさんあります。「ありがとう」を覚えることから、始めてみませんか。

■動画で手話を学ぼう!
▽ちょこっと手話
広報えべつでは、毎月一つ手話を紹介しています。動画は本紙掲載の二次元コード参照

■特集への感想をお待ちしています
▽郵送・ファクスで送る
〒067-8674 高砂町6 江別市広報広聴課宛
【FAX】381-1070

▽市HPアンケートフォーム
市HP内「広報えべつ」を検索するか本紙掲載の二次元コードを読み込んでください

詳細:障がい福祉課
【電話】381-1031

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