文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 あなたらしく、笑顔あふれる毎日に―認知症とともに生きる―(1)

1/42

北海道江別市

「認知症」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
「高齢者がかかる病気だ」「認知症になると何もできなくなる」「人に知られたくない」など、病気について分からないことが多く、不安を感じたり、必要以上に怖いと感じたりしていませんか。
認知症になっても前向きに自分らしく生きる当事者のお話を聞きながら、認知症とともに生きていくことについて、一緒に考えましょう。

◆認知症ってどんな病気?
認知症とは、さまざまな原因により脳の機能が低下し、今までできていたことができなくなるなど、生活に支障をきたした状態をいいます。
認知症の症状には中核症状と行動・心理症状があります。中核症状(認知機能障害)は脳におきた病気によって現れる症状で、原因となる病気によって違いはありますが、代表的なものに記憶障害や理解力・判断力の低下などがあります。行動・心理症状(BPSD)は、認知症の人の心理状態や性格・環境の影響を受けて発症する症状で、代表的なものに、物をなくした時に盗まれたと思い込んでしまうことや、一人で出かけて道に迷うことなどがあります。

◆行動・心理症状の原因
行動・心理症状は、認知症の人が困っていたり、不安を感じていたりする状況で現れることが多く、SOSのサインだといわれています。そのため、認知症の人が安心して生活できる環境を整え、本人の気持ちに寄り添って行動・心理症状が現れた理由を考えて対応することで症状が落ち着き、穏やかに過ごせるようになります。
認知症の症状や進行速度は、周りの環境や本人の心の状態によって大きく変わるといわれています。「認知症だから」と家に閉じこもってばかりいると、認知症が進行する可能性があります。進行を緩やかにするためには、家族や周囲の方が病気を理解し、本人が安心して前向きに過ごせる環境を整えることが重要です。また、今までと変わらず、地域の中で人とのつながりを保ちながら生活を続けていくことも大切です。

◆認知症の症状イメージ図

詳細:介護保険課
【電話】381-1067

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU