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令和5年度 全国学力・学習状況調査の結果について

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北海道江差町

4月下旬から5月上旬に、小学校6年生と中学校3年生を対象に行われた文部科学省の「全国学力・学習状況調査」の結果をお知らせします。
なお、今回から中学英語の学力調査に初めて「話すこと」が追加され、生徒が各自タブレット端末とマイク付きヘッドフォンを使用し、オンラインによる英語の聞き取りと話す能力が試されました。
今後も引き続き保護者・学校・地域・行政で成果や課題を共有し、子どもたちのさらなる学力向上に努めてまいります。
※本調査の結果は、学力の一部・教育活動のー側面であることにご留意ください

■教科に関する調査(正答率の傾向)について
1 小学校(6年生)の結果
・国語は、全道平均や全国平均をやや下回っています
・算数は、全道平均や全国平均を上回っています
2 中学校(3年生)の結果
・国語は、全道平均や全国平均を下回っています
・数学は、全道平均や全国平均を下回っています
・英語は、全道平均や全国平均を下回っています
・英語「話すこと」は、全国平均を下回っています

■児童・生徒の質問紙調査について
1 全国のポイントより高い内容
(1)小学校(6年生)
・学校に行くのが楽しい
・授業以外の学習を1日1時間以上している
・授業や家庭学習でICT機器を活用している
(2)中学校(3年生)
・授業でICT機器を活用している
・ICT機器の使用が勉強に役立つと思う

2 全国のポイントより低い内容
(1)小学校(6年生)
・毎日、同じくらいの時刻に起きている
・外国の人と友達になったり、外国のことを知りたいと思う
(2)中学校(3年生)
・毎日、同じくらいの時刻に寝ている
・授業以外の学習を1日2時間以上している
なお、小学校と中学校に共通して、「今住んでいる地域の行事に参加している」のポイントが全道・全国を大きく上回っています。

■ご家庭で取り組んでほしいこと
1 今回の調査では、家庭でのテレビ、ゲーム、スマートフォン、インターネットなどに費やす時間についての質問がありませんでしたが、現状を把握しながら使用にあたっての計画性が必要です。
2 家庭学習については、小学生は平日・休日ともに1日1時間以上学習する習慣が身に付いていますが、中学生は2時間未満が全体の約9割を占めています。今後も学年に応じた時間を目安として、毎日の学習を生活時間帯に組み込み、家庭学習の習慣化を図ることが大切です。
3 学力の土台は、元気な体と心です。今後も「早寝・早起き・朝ごはん」を中心とした“みんなで育てる「えさしっ子」運動”を共に進め、子どもの生活リズムを整えることがとても大事です。

■江差町の学力向上の取り組み
1 「江差町学力向上対策会議」を設置し、学力調査などの分析結果及び各校における学力向上の取り組みについての交流や学習習慣が身につくための協議を行い、日々の学習指導に活かす取り組みをしています。
2 複数の教員による授業を工夫し、子ども一人ひとりが学習内容を確実に理解し定着できるように努めています。
3 北海道教育委員会のチャレンジテストを活用し、学習内容の定着状況を把握しています。また、浮き彫りとなった課題を解決する取り組みを行っています。
4 義務教育9年間で地域の子どもを育てる視点から、小中一貫教育や小中連携の取り組みを進めています。
5 ICT機器の積極的な活用により、学習効果を高めるよう努めています。また、全校にAIドリルを導入し、児童・生徒各々のペースに応じた学習を進めています。
6 学校の裁量で柔軟に学習活動や教員研修を実施できる「学びのカタチづくり推進モデル事業」を実施しています。

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