まちの魅力を総合プロデュース!

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■北海道教育大学函館校よりインターンシップ受け入れ
9月3日から10日間、北海道教育大学函館校1年生の2名が「地域政策ボランティア実習」として、江差町に来てくれました。
このインターンシップは、学生が観光や教育などに課題を抱える地域に一定期間滞在し、それらに関する就業体験を行うことによって、当該地域の振興に必要な実践的能力を育成する地域滞在型の取り組みです。
今回、「まちの魅力を総合プロデュース」を実習テーマに、北海道江差観光みらい機構での就業体験を通じて、1泊2日の体験観光ツアーを企画してもらい、最終日の9月12日に成果報告会を行いました。

・山崎(やまざき)　智也(ともや)さん
山崎さんは、「いにしえを現代へ」をツアーのコンセプトとして、江差町が誇る日本遺産にも選定された歴史的資源を生かし、訪れる方々にその価値を伝えつつ、親子で楽しめるスタンプラリーツアーを提案。
現状の歴史的資源は、「歴史的価値がわからない」や「そもそもどこに何があるのかがわかりにくい」という課題を挙げ、その解決策としてスタンプラリーを活用することで、訪れてほしい場所に観光客を誘導。また、各スタンプのポイントでクイズを設けることで、楽しみながら歴史的な価値を学ぶことができるのではないかと発表しました。さらに、散策ルートをクイズの難易度別やテーマ別(歴史巡りやスイーツ巡りなど)にすることで、多様な目的を持った観光客にも対応できるほか、スタンプを集めた参加者には、町内店舗で使える割引券がもらえる特典を用意しても面白いのではないかと提案がありました。

・小松(こまつ)　幹汰(かんた)さん
小松さんは、「アドベンチャーツーリズム」をツアーのコンセプトとして、都会では味わえない自然の魅力を活かしたツアーを提案。
かもめ島エリアでは、子供向けに水上アスレチックを設置し、他の海水浴場にはない楽しみを提供。大人向けには、ビーチパラソルの下で、ゆったりと海を眺めながらリラックスできる空間を用意。
また、逆川森林公園では、豊かな自然を楽しめる多彩な体験として、逆川ダムを活用した「カヌー体験」や公園内の植物などの解説を聞きながら散策する「トレッキング」、落ちている枝や木の実を使ったオリジナルのアクセサリーを作る「自然クラフト体験」を通じて、親子で自然を堪能できるツアーを企画してくれました。

報告会の最後には、自然や歴史的な資源といった魅力以外に、町民との交流を通じて人の魅力も強く感じたと話しており、今後も大学との連携を通じて、町の魅力を広げていくことが期待されます。