文字サイズ
自治体の皆さまへ

江差町の脱炭素・再生可能エネルギーの促進に向けて

32/43

北海道江差町

■檜山沖洋上風力発電法定協議会の進捗状況
現在、2回の法定協議会が終了し、漁業への影響や地域共生策などについて協議が進められており、3回目の法定協議会に向けて準備がされているところです。次回の法定協議会では、基金出捐金や固定資産税の配分方法などについて議論し、協議会意見の取りまとめが提案される予定です。

○第1回(令和5年12月)、第2回(令和6年7月)法定協議会議事要旨
〔江差町〕
・町としては、洋上風力発電事業に協力をしながら地域振興を考えていきたい
・我々の地域は、食料供給、エネルギー生産によって地域の存在価値、存在意義をしっかりと都市部の皆さんに認識してもらい、必要な地方の町として、檜山沖を考えてもらうことが大事
・江差港を最大限有効活用しながら、地域振興に当たっていくことが大事
・町の境界あるいは固定資産税などの課題について、この協議会の中でぜひ議論したい
〔ひやま漁協〕
・今後の協議会について、今年度中に協議会のとりまとめを終え、事業者の選定を要望する
・漁業影響や環境影響などについても事業者が選定され、風車の設置が決まった段階で明確になると考えており、協議を円滑に進めていくために、事業者選定後の協議会で、具体的な協議を行う必要がある

■洋上風力に対する町の考え方
議会においても檜山沖洋上風力発電事業について町の姿勢が問われ、「江差町は食糧や自然エネルギーを都市部に供給できる大きな魅力ある地域と考えており、洋上風力発電事業を契機に、地域の活性化を図っていきたい」と考え方を示しています。
〔町の考え方〕
・江差港を基地港湾を補完する港湾として「発電機を維持管理するための現地法人など誘致と新たな雇用・産業の創出」「地域企業の活用」を図る
・高規格函館・江差自動車道を、ゼロカーボン道路として整備し、洋上風力資機材の運送や、檜山・渡島・函館が連結する物流基盤の強化確立を図る
・洋上風力発電所の保守管理要員として、地域人材の育成・確保を図るため、檜山振興局などと連携し、検討する
・地産エネルギーについて平常時は再エネ電源を有効活用しつつ、非常時には再エネ電源や蓄電池により、自立的に電力供給が可能となる地域マイクログリッドの構築を図る

■今後のスケジュール
第2回法定協議会でひやま漁協より、今年度中に協議会の取りまとめを終えたいと意見があったことから、促進区域の指定に向け議論が進められています。
町としても、町民の皆様と情報共有を図りながら、洋上風力の早期着工に向け、議論を進めていきたいと考えています。

お問い合わせ先:総務課防災生活係
【電話】52-6711

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU