町では、町民の皆さんに財政状況について理解を深めていただくため、毎年、各会計の決算を公表しています。
特集では、皆さんに納めていただいた大切な税金や国・道などからのお金がどのように使われ、町の預金(基金)や借金(町債)がどれくらいあるのか、お伝えします。
※一般会計の歳入・歳出総額は、国に報告している地方財政状況調査(決算統計)の結果に基づいています。
◆一般会計 歳入
令和5年3月末の池田町の人口は6,089人、3,251世帯です。
皆さんに負担していただいた税金は
・町全体 7億5058万円
・1人当たり 12万3268円
・1世帯当たり 23万0877円
となりました。
福祉や教育など町民の皆さんの暮らしのために支出された金額は
・町全体 80億2693万円
・1人当たり 131万8267円
・1世帯当たり 246万9065円
となりました。
◇歳入の特徴
歳入総額は、前年度より8億2527万円減少しました。地方交付税は、普通交付税31億4494万円と特別交付税3億6948万円を合わせて35億1442万円となり、前年度より1153万円増えました。
町債は、学校プールの整備が終了したことから前年度より8億4924万円の減少。一方、寄附金は、ふるさと納税による寄附額が増えたことから2億2808万円の増加となりました。
歳入の内訳(上記の円グラフ)を見ると、財源は地方交付税に大きく依存していることが分かります。
◆一般会計 歳出
◇歳出の特徴
歳出総額は、前年度より8億1128万円減少しました。目的別グラフ(上記右の円グラフ)において、教育費では学校プールの整備が終了したことから前年度に比べ4億1159万円減り、全体として歳出が減少しました。
性質別グラフ(上記左の円グラフ)も、同様の理由で普通建設事業費が減少。一方、補助費等は、新型コロナ対策として実施した町民への消費啓発クーポン発行事業などにより増加しました。近年、増加傾向にある公債費も前年度に比べ1094万円増え、財政運営の硬直化が進んでおり、町の独自事業に使えるお金が少なくなっています。
◆令和4年度の決算収支
※1 翌年度に繰り越すべき財源
事業を翌年度に繰り越すときには、その事業に必要な財源も翌年度に繰り越すことになります。
※2 実質収支
収支が赤字か、黒字かを確認するための指標で、歳入総額から歳出総額を差し引き、さらに翌年度に繰り越すべき財源を控除して算出します。
◆令和4年度の主な事業
(1)池田小学校施設改修事業 1億2271万円
(2)町道単独整備事業(西1条通ほか) 1億7859万円
(3)町民への消費啓発クーポン発行事業 4128万円
(4)防災行政無線整備事業 3621万円
(5)住民税非課税世帯等への臨時特別給付金給付事業 6425万円
(6)経済対策特別支援(事業復活支援金対策)補助事業 2280万円
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