昨年度の12月~2月に、池田町国保特定健診の受診率向上と1年目保健師の担当地区へのあいさつを兼ねて、一部の地区で、40~74歳の国民健康保険被保険者のうち令和3・4年度の特定健診未受診者(9月時点)を対象に、訪問によりアンケート調査を実施しました。
◆アンケート依頼・回収件数
依頼:128件、
回収:52件
(回収率:40.6%)
◆回答内容
1.特定健診の認知度
2.健康への意識
3.生活習慣を変えるきっかけ
4.特定健診 未受診の理由
「定期的に病院に通院しているため」と回答した22人(27.5%)が最も多く、次いで「健康である、自覚症状がない」が17人(21.3%)でした。
5.特定健診を受けやすくする方法
「今のままでよいと思う」と回答した人が35人(60.3%)と最も多く、「かかりつけ医などに勧められる」や「保健センターから直接、電話や訪問で勧奨がある」のように、勧奨があれば受けやすいと回答した人が9人(15.5%)でした。
◆まとめ
(1)回答のあった約2割の人は、国保特定健診を十分に把握できておらず、周知が行き届いていない現状が明らかになりました。電話や訪問での勧奨により認知度の向上を図りつつ、分かりやすい周知を目指し、各種健診ガイド(保健カレンダーに代えて本年度から全戸配布)・ポスター・特定健診受診券 同封チラシなどの内容を見直します。
(2)訪問によりアンケートを実施したことで、初回受診者や数年、健診を受診していなかった人の申し込みも得ることができました。勧奨があると受けやすくなるという意見も取り入れ、本年度も、地区の担当保健師が未受診者に対し、訪問や電話での勧奨を行っています。また、一部の健診を除き、インターネットでの申し込みも可能となっています。
(3)約9割の人は、健康のために取り組んでいることがあり、健康への意識の高さがうかがえました。特定健診は、自身の体の状態を知ることにつながります。未受診の理由として「通院中」や「自覚症状がない」という回答が多くありましたが、特定健診を受けるメリットを感じて自らの健康のために主体的に受診できるよう、特定健診の必要性を分かりやすく周知していきます。
(4)昨年度から、1日にどのくらい塩分を取っているか推定できる検査を無料で実施。本年度から「広報いけだ」に高血圧対策のコラムを掲載、また、健診受診や健康に関する事業に参加しポイントをためる「池田町健康マイレージ事業」のポイントを改正し、健診受診のメリットを感じられるよう、年々内容を充実させています。受診後の取り組みも重要なため、丁寧な結果説明と効果的な保健指導により、特定健診の満足度の向上と継続的に健診を受診していただけるような体制づくりを目指します。
問合せ:保健センター保健推進係
【電話】572-2100
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