今年4月、池田小学校6年生と池田中学校3年生を対象に文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査」の結果の一部をお知らせします。
教育委員会では、調査結果から児童・生徒の学習面や家庭生活、生活習慣にどのような傾向や課題があるかを捉え、学校での教育指導の充実や家庭・地域との連携・協働による学習・生活状況の改善などに反映させていきます。
◆全国学力・学習状況調査の内容(小・中学生)
◇教科に関する調査
小学校は国語、算数の2教科、中学校は国語、数学、英語の3教科で行われています。
◇学習状況調査
家庭での過ごし方や学習への取り組み状況、学校生活、社会に対する興味・関心、自尊意識・規範意識、ICT(情報通信技術)の活用などについて、幅広く質問が出されています。
◆教科に関する調査の結果(小学生)
小学生の教科に関する調査については、下記の通り「表1」で各教科の平均正答率を示し、「レーダーチャート1」で各教科をさらに領域ごとに分類し、全国・全道平均と比較しています。
小学生は全国平均を国語で15.8ポイント、算数で9.4ポイント下回る結果となりました。各領域では、国語、算数の全ての領域において全国平均を下回り、特に国語では「書くこと」、算数では「図形」の領域が最も下回る結果となりました。
・表1 各教科の平均正答率(%)
・レーダーチャート1
◆学習状況調査の結果(小学生)
小学生の学習状況調査の結果の一部は、下記「グラフ1~3」で示しています。各グラフは全児童のうち各項目に該当すると回答した児童の割合を示し、全国・全道の割合と比較できるようにしています。
「自分にはよいところがあると思う」は27.5%で全国平均を15.1ポイント下回り、自己肯定感を高める取り組みが必要と思われます。「勉強を平日1日1時間以上する」は32.5%で全国平均を24.6ポイント、「1日30分以上読書をする」は27.5%で全国平均を9.8ポイント下回り、平日の学校以外での勉強時間の確保や読書習慣の定着に課題が見られます。
・グラフ1 自分にはよいところがあると思う
・グラフ2 勉強を平日1日1時間以上する
・グラフ3 1日30分以上読書をする
<この記事についてアンケートにご協力ください。>