◆教科に関する調査の結果(中学生)
中学生の教科に関する調査については、小学生と同様、下記の通り「表2」で各教科の平均正答率を示し、「レーダーチャート2」で各教科をさらに領域ごとに分類し、全国・全道平均と比較しています。
中学生は国語で全国平均を4.9ポイント、数学で全国平均を9.7ポイント、英語で全国平均を0.3ポイント上回る結果となりました。各領域では、国語は3事項2領域、数学は全ての領域、英語は「読むこと」の領域で全国平均を上回る結果となりました。
・表2 各教科の平均正答率(%)
・レーダーチャート2
◆学習状況調査の結果(中学生)
中学生の学習状況調査の結果の一部は、下記「グラフ4~6」で示しています。各グラフは全生徒のうち各項目に該当すると回答した生徒の割合を示し、全国・全道の割合と比較できるようにしています。
「自分にはよいところがあると思う」は28.0%で全国平均を9.2ポイント、「勉強を平日1日1時間以上する」は24.0%で全国平均を41.8ポイントそれぞれ下回り、自己肯定感の向上や平日の学校以外での勉強時間の確保に課題が見られます。「1日30分以上読書をする」は32.0%で全国平均を3.6ポイント上回り、読書習慣について望ましい傾向がうかがえます。
・グラフ4 自分にはよいところがあると思う
・グラフ5 勉強を平日1日1時間以上する
・グラフ6 1日30分以上読書をする
◆学力向上の対策(小・中学生)
本調査は、学力の特定の一部であることや学校における教育活動の一側面を測定したものですが、得られたデータは教育活動の成果や課題を明らかにしていくための貴重な資料です。
各学校では、この資料を分析した学校改善プランを作成し、児童・生徒の学力向上のための具体的な方策を立てて取り組んでいます。
今回のデータには示していませんが、「授業でPC・タブレットなどのICT機器をほぼ毎日使用した」と回答している小学生の割合や、「平日、授業時間以外に、PC・タブレットなどのICT機器を勉強のために1時間以上使う」と回答している中学生の割合は全国平均よりも高く、ICT機器を教科内容のより深い理解を促す手段として高い頻度で活用している傾向がうかがえます。
今後とも、各学校でのきめ細かな指導体制や授業改善を通して子どもたちの資質・能力を育む効果的な方法を実施したいと考えています。各家庭では、基本的生活習慣づくりの推進や勉強時間の確保、自己肯定感を高める取り組みなどについて、引き続きご理解とご協力をお願いします。なお、本年度の調査結果の詳細は、教育委員会ホームページに掲載しています。
問合せ:教育委員会学校教育係
【電話】572-5222
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