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令和6年度 教育行政執行方針(2)

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北海道浜中町

(2)地域の特色を活かした教育や学校運営協議会制度の充実について
地域の特色を活かした教育の充実につきましては、散布小中学校の海洋教育の成果を生かし、各校の総合的な学習時間の充実をさせ、暑さ問題、地球温暖化対策等、各学校の実態に応じたSDGsの視点により持続可能な循環型教育活動の展開を目指します。インターネット上の情報に頼ることなく、ふるさと浜中の学習材や人財と出会わせ、体験を大切に、児童生徒自らが問題を発見し解決していく活動を重視いたします。
また、環境保全活動や環境問題の解決に学校ぐるみで取り組む「学校版環境ISO」や美しい自然環境を未来に引き継ぐまちづくりに参加する「自然の番人宣言」の取り組みを継続してまいります。
保・小・中・高等学校における校種間連携や地域との連携については、教職員の交流、子どもの交流、確実な引継を進める等、それぞれの校種間における組織的な連携・接続を円滑にします。とりわけ保・小連携事業につきましては、目指す6歳の姿を校種間の全職員が共有し、「架け橋期のカリキュラム」の策定に努めてまいります。小・中・高等学校につきましては、児童生徒の理解に向けた実態交流や授業交流を通して12年間を見据えた切れ目のない指導・支援の充実に努めてまいります。
また、地域住民が児童生徒に関する課題や目標を共有し、学校運営に参画することを通して学校運営の改善・充実を図る「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」を町内全ての小・中学校において活用し、保護者や地域住民による熟議のもと、学校・保護者・地域の連携による学校づくりを推進してまいります。

(3)特別支援教育の充実について
児童生徒一人ひとりの実態に応じた個別の教育支援計画や個別の指導計画の策定と実施により、将来の自立につながる支援を実現してまいります。そのために、教職員・保護者によるアセスメントの力を高め、特別支援担任による適切な教材の準備や児童生徒への関わりができるよう「LITALICO教育ソフト」を教職員用校務パソコンに導入し、効率的・効果的な特別支援教育の充実を図ります。
また、学習支援員の配置や「浜中町特別支援マップ」を作成し、町教育支援委員会や町健康福祉課、保育所など関係機関との連携を通して、障がいのある児童生徒とその保護者の教育的ニーズを適切に捉えた支援を行ってまいります。

(4)国際理解教育および外国語教育の充実について
児童生徒が将来にわたって異文化理解や異文化コミュニケーションを行っていけるよう、小学校に外国語専科教諭の配置、外国語活動指導助手、中・高等学校に外国語指導助手を派遣し、児童生徒にとって魅力溢れる外国語教育を推進してまいります。

(5)ICT教育の充実について
情報活用能力の育成に向けて、ICTを活用した教育、プログラミング教育の充実を図り、児童生徒一人ひとりに個別最適化され、創造性を育むGIGAスクール構想の具現化に向けた授業改善と遠隔地の学校や企業とリモートでつながる授業の試行を推進してまいります。また、具体的なICT機器等の教室配備計画を策定し、計画的なICT環境の充実を図ります。

(6)教職員の指導力向上について
町教育委員会主催の研修会を開催するとともに、釧路教育局や教育研究所と連携しながら、各種研修会への参加を促進し、教職員の資質・能力向上に努めてまいります。特に、児童生徒の目指す「資質・能力」を明確にし「学ぶ力」を高めることに着眼した研修を進めるとともに、一人一台端末を積極的に活用し、協働的な学びを実現する授業改善のため昨年度導入したロイロノート等の活用方法を含めた研修の機会を設定し、教職員のICT活用能力の向上にも努めてまいります。

(7)学校における働き方改革の推進について
「浜中町働き方改革アクションプラン(第3期)」を策定し、校務の効率化と役割分担の推進、学校運営体制の見直し、教職員の意識の変容を促す取り組み、学校サポート体制の充実を進めてまいります。

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