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自治体の皆さまへ

令和6年度 町政執行方針(2)

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北海道浜中町

(6)家畜防疫対策の推進について
地域農業と酪農経営に重大な影響を及ぼす家畜伝染病等の対策については、浜中町家畜自衛防疫協議会と連携し、飼養衛生管理基準の徹底と適切な飼養管理の推進を図ってまいります。

(7)農業関係団体等への支援について
浜中町酪農技術センター、浜中町農業技術員連絡協議会および浜中町乳牛検定組合の運営に支援してまいります。

主な関連予算(単位:千円)

[2]林業の振興について
森林は、社会生活基盤の構築を図る上で重要かつ貴重な再生可能資源であるとともに、林産物の供給、国土の保全、水源の涵養、生物多様性の保全などの多面的機能を有しております。近年においては、地球温暖化の進行が課題とされる中、森林の公益的機能に対する町民の期待が高まっております。
しかし、町内のカラマツやトドマツを主体とした人工林は年齢の高い樹木が半数を占めております。現状では二酸化炭素吸収量の減少が避けられないことから、森林からの恩恵を将来にわたって永続的に享受するため、計画的な伐採と伐採後の着実な植林を進め、森林の保全を図ってまいります。

(1)町有林等の整備について
町有林については、森林環境保全整備事業として地拵、植栽、下刈、除間伐、野鼠駆除などを計画的に実施してまいります。民有林については、豊かな森づくり推進事業による整備に支援してまいります。

(2)林道等の整備について
木材の安定供給や持続的な森林施業の推進を図るため、林業専用道として新たな熊牛北区線の開設工事を実施するほか、若山線および奔幌戸線の林道補修を継続してまいります。

(3)生物多様性の保全について
本町が有する自然と生物多様性を次代につなげるにあたり、関係団体と連携のもと、川上から川下までの一体的な保全活動を実施するなど、生物の生息・生育環境に配慮した森づくりを進めてまいります。

(4)有害鳥獣対策について
エゾシカ駆除については、地元猟友会の協力を得ながら有害駆除計画頭数を増やすなど、より一層、農林業被害対策を強化してまいります。また、浜中町鳥獣被害防止対策協議会が実施する農林業被害防止に向けた調査事業に支援してまいります。
ヒグマ対策については、関係機関と連携を密にし、人命被害や農畜産物被害の未然防止を念頭に出没情報等を迅速に発信してまいります。
有害駆除の捕獲などを行う担い手を確保するため、新規免許取得者に対する諸費用の助成を継続してまいります。

(5)植樹祭について
豊かな森の生成が水資源の確保や漁業資源の保全に極めて重要な役割を果たすことから、植樹祭については浜中漁業協同組合女性部をはじめ、町民の皆さまとともに湯沸地区の植樹予定地で実施してまいります。

主な関連予算(単位:千円)

[3]漁業の振興について
漁業については、地球温暖化による海洋環境の変化などにより、本町の漁業形態も刻々と変化してきました。沿岸海域における水産資源の増大を目指すとともに、本町ならではの増養殖事業のさらなる推進を図ってまいります。
本町の漁業者が、将来にわたって安定した生産と経営を持続できるよう、産業団体と強い連携のもと、国や北海道、関係機関などに対し、積極的かつ精力的な要請活動を行ってまいります。
本町が有するクオリティの高い水産物のブランド化を推進し、産業団体や生産者との連携を図りながら、水産業の活性化を目指してまいります。
ゼロカーボンに向けた取り組みとして、釧路管内ブルーカーボン推進検討協議会と連携し、豊かな漁場を活かしたブルーカーボンと漁業活動の両立を目指してまいります。

(1)水産物のブランド化について
昆布、マイワシ、花咲ガニ、アサリ、ホッキなどについては、本町の特産品であることを広く周知するほか、関係機関等との協議を進めながらブランド化やPR事業などに取り組んでまいります。

(2)資源管理の推進について
水産多面的機能発揮対策事業等を活用し、昆布藻場の維持管理やアサリ漁場の環境保全対策に支援してまいります。また、水産資源については、漁業協同組合や釧路地区水産技術普及指導所などとの連携のもと、適正な管理に努めてまいります。
赤潮被害対策については、北海道赤潮対策緊急支援事業を活用し、生残ウニの移植のほか、種苗を活用した実証試験に支援してまいります。

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