浦幌新聞第100号(1)

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■4年ぶり宿泊を伴う民泊体験学習
8月28日(月)・29日(火)に1泊2日で、浦幌小学校の5年生と上浦幌中央小学校の5・6年生が民泊体験学習を行いました。今年度は、4年ぶりに宿泊を伴う形となりました。

子ども達は3～5人のグループに分かれ、第一次産業を営む9軒の家庭で体験しました。
受け入れ家庭の皆さんと初めて顔を合わせる対面式では、子ども達が、それぞれ2日間お世話になる家庭の方と握手をするところから始まります。子ども達は少し緊張した面持ちでしたが、わくわくした気持ちで、体験先へと向かいました。体験先では、受け入れ家庭の皆さんに温かく迎え入れていただき、緊張も少しずつほぐれ、楽しそうに作業体験をしている様子が伺えました。
林業家さんのお宅では、薪割体験や木工作品作り、木を伐採する現場の見学などをしました。農家さんや酪農家さんのお宅では、野菜の収穫作業や畑の草取り、牛のお世話などの体験をしました。
どの体験でも、子ども達は興味津々で楽しみながら取り組んでいました。また、受け入れ家庭の皆さんは子ども達を温かく見守り、優しく仕事を教えていました。仕事が終わった後は、受け入れ家庭のお家に帰り、一緒に夕飯を作って食べました。食卓を囲み、その日に体験したことや学校のことを話して家族団らんの時間を楽しみました。
上浦幌中央小学校6年生の伊場笑生さんは「私たちのことを優しく受け入れてくださり、普段できない貴重な体験をありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。
浦幌小学校5年生の背古結花さんは、「とても親切に接してくれて、民泊体験ができてよかったです」と振り返りました。
今回の学習を通して、第一次産業を営む方の仕事や生活を体験するだけではなく、我が子のように接してくださった受け入れ家庭の皆さんと2日間一緒に過ごし、家族がもう一つ増えた子ども達でした。
(地域おこし協力隊　犬養竣)