保健師・管理栄養士がお届けする からだを知ろう

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■太郎君と学ぶシリーズ　No.57
AGE(エージーイー予防)

▽前回までのお話
たろうくんは、前回、AGE(エージーイー：終末糖化産物)によって以下のようなことが起こることを知り、自慢のつやピカお肌もボロボロになってしまうことを学びました。今回は、AGEの害と予防について学んでいきます。たろうくんはつやピカお肌を守れるのか…!?
▽AGEによる害
・血管➡硬く、もろくなる
・皮膚➡シミ、シワ、たるみ
・脳➡認知症
・骨➡骨粗しょう症
・目➡白内障

○自慢のつやピカお肌、守りたくなったでしょ?
▽はい…AGEがからだに溜まるしくみをもっと詳しく知りたいです!
○血液中に糖が多い(高血糖)と、その糖が、細胞と細胞の隙間に入り込んで、体温の熱によってたんぱく質と結びついてAGE(焦げ)になるの
お肌にも栄養を届ける血管は、内膜・中膜・外膜という3層構造になっていて、AGEは外膜にあるコラーゲン繊維に溜まるの
AGEがお肌にも悪影響を及ぼす理由が分かったかしら?
▽なるほど～!こんなふうにコラーゲンが焦げでいっぱいになってお肌がボロボロになっていくのか～
※詳しくは本紙をご覧ください。

▽今までの食習慣を振り返ると…ぼくのからだには、もうけっこうな量のAGEがたまってそうなのですが…つやピカお肌を保つためにはどうすればいいですか?
○あらあら
これ以上AGEを溜めない工夫を紹介するから、泣かなくても大丈夫よ、たろうくん

○前回もお伝えしたけど、AGEの原因は下の
(1)口から入るAGEのとりすぎ
(2)糖のとりすぎ
だから、まずはそれらを減らすことが重要よ
(1)口から入るAGEのとりすぎ：からあげ、ポテトチップス、とんかつ、フライドポテト、パンケーキなどのこんがりキツネ色の部分
(2)糖のとりすぎ：特に、ジュースやお菓子に含まれる人工甘味料は、ブドウ糖の10倍の速さでAGEを作る

▽簡単に言うなぁ
でも、それさえ気をつければ、ぼくのつやピカお肌は守られるんですね!
○安心するのはまだ早いわよフフ…
▽え～!他にもまだ何かあるんですか!?
○がっかりさせちゃったかしらお肌に栄養を届ける血管を守るには、もうひとつ、“活性酸素”にも気をつけることが大切なの
▽“活性酸素”…活性してるならいいものじゃないんですか?
○たしかにね～
でも、“活性酸素”は、からだを酸化させる悪いものなのよね
要は、錆(さび)をまねく物質ね
▽焦げ(AGE)たりさびたり嫌だなぁ
次回へ続く…

問合せ：役場保健福祉課保健予防係
【電話】576-5111