■太郎君と学ぶシリーズ(50)
がん検診(4)
〔前回までのお話〕
たろうくんは、肺がん・胃がんの予防には食事やタバコなどの生活習慣に気を付けること、また、1年に1回検診を受けることが重要だと学びました。
今回は、大腸がんの予防について学んでいきます。
○大腸がんもリスクとして生活習慣にたくさん○がついていますね
▽そうなの
大腸がんは、1割は遺伝、残りの9割は生活習慣、特に食事で予防できると言われているの!
○9割も!たしかに、上の表を見ても高脂肪や飲酒に○がついていますね
肥満も元をたどれば食事が関係しているもんなぁどうして高脂肪の食べ物や飲酒が大腸がんのリスクになるんですか?
▽まずは、高脂肪食の影響から説明するわね!
脂肪の多い肉などを食べると、消化液である胆汁の分泌が増えるんだけど、大腸の中に住んでいる細菌の中には、その胆汁を二次胆汁酸という発がん物質に変えるヤツがいるの
高脂肪食をたくさん食べて、たくさんの胆汁が分泌されると、便中の二次胆汁酸(発がん物質)が増えて、大腸がんを引き起こすと言われているわ
○脂っこいもの大好きなんだよな…ぼくは大腸がんになるリスクが高いんだなぁ
大腸がんの早期発見には、どんな検査がありますか?
▽そうね
早期発見すれば9割以上が治ると言われているから、1年に1回、検診でできる簡単な検査をおすすめするわ
検査の詳細は以下のとおりよ
〔便潜血反応検査〕
便に潜む血液の有無を調べます。
2日間分の便の一部を容器に入れて提出するだけの簡単な検査です!
大腸がんやポリープなどがある場合、大腸の中を便が病巣を擦るように通過するため、患部から若干の出血があります。
検査では、そのわずかな出血の有無を検知します。
▽1年に1回の検査ももちろん大事だけど、同時に大腸がんを予防することも重要なのある食べ物をとることで予防できるから、次回紹介するわね!
○それはぜひ知りたいです!次回が待ち遠しいです!
次回へ続く…
※詳しくは本紙12~13ページをご覧ください。
問合せ:役場保健福祉課保健予防係
【電話】576-5111
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