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議会だより No.184(1)

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北海道浦臼町

■令和5年 第3回浦臼町議会定例会 一般質問
第3回定例会は9月12日に開催し、6議員から一般質問がありましたので、内容を要約し報告します。

◆砂場議員
○ヤングケアラーの対応
Q.質問
数年前よりヤングケアラーの問題が表面化している。浦臼町も例外ではなく、悩んでいる子どももいるのでは。大部分は兄弟の世話や家事をしている。
子どもたちからヤングケアラーの相談やそれと思わしき子どもはいたのか。今後のヤングケアラーの対応について教育長に伺う。
また、町にヤングケアラーの相談や通報はあったのか。どのような支援策や施策が考えられるか町長の意見を伺う。
A.教育長答弁
現在まで、ヤングケアラーに関する相談はない。思わしき児童・生徒もいない。一番身近な学校現場・教職員向けにヤングケアラー支援のガイドラインがあり早期の発見につなげる手法が示されている。本町の小中学校では校内研修を積極的に行い、早期発見・対応に努めている。
A.町長答弁
相談されたケースや通報は今までにない。ヤングケアラー問題を含め妊娠期から面接相談、家庭訪問、健診相談等をしている。相談窓口の周知、教育委員会・教諭との連携、医療、障がい福祉など他分野との連携が重要になってくる。

Q.再質問
教育が大事なのではないかと考える。ケアラーの教育をどう考えるか。
また、町全体で考え行動することが大事だ。条例の制定は。親自体も無自覚のまま子どもをケアラーにしているケースもある。周知する対応は。
A.教育長再答弁
啓発は大切で、授業で行うかは別として、児童生徒に対する啓発、教職員の認知等の向上をやっていく。子どもたちのヤングケアラーの認知度を上げていきたい。
A.町長再答弁
条例の制定は調査をさせていただく。周知は他の問題、課題ともあわせ、住民周知に努めていきたい。

Q.再々質問
早期発見が大事だ。以前は家庭訪問などである程度家庭での兆候が見えた。
また、認知することが大事だ。情報共有にはPTAは欠かせない。この問題が根深い理由としてプライバシーや家族観、倫理観の高い壁が存在するが、悩んでいる子どもを放っておく理由にはならない。しっかりとした対策の構築を町長に求める。
A.教育長再々答弁
子どもの変化に気づくよう教職員の感覚も研ぎ澄ましながら、対応していく。
A.町長再々答弁
PTA自体教育委員会所管の組織であり、町としてどう関わっていくか教育委員会と協議していく。町としても、できることをやっていきたい。

◆中川議員
○浦臼小学校の複式学級についての所感と今後の対応
Q.質問
現在、小学校の2年生は7名、3年生は8名であり、法律の定めにより複式学級の対象となった。
現状は単独で教員1名を採用し複式学級には至っていないが、今後将来の少子化を鑑みたときに危惧され、町長と教育長の所感と今後の対応について問う。
A.町長答弁
教育委員会との浦臼町総合教育会議で要望のあった複式学級解消のため町単費で教員を1名採用している。
将来的には、義務教育の再編などを含め教育委員会との情報共有を行い、最適な学習環境の整備について検討していく。
A.教育長答弁
今後は少子化や中1ギャップへの対応、小学校校舎の老朽化などを総合的にとらえ、小中一貫校や学校の再編について検討を始めなければならないと考えている。

○浦臼小学校・中学校にエアコンの設置を求める
Q.質問
北海道では連日30度を超える真夏日となり、記録更新となった。
気象庁からもスマホに連日熱中症警戒アラートが発令され、また国連のグレーテス委員長は地球沸騰時代の宣言も出している。
文部科学省において、望ましい学校の温度基準としては18度から28度と示されている。町にはエアコンの設置の英断を求める。
A.町長答弁
本年は異常と言える高温と猛暑日が8月末まで続くなど、安心・安全な教育環境を維持するのが困難になってきているとの報告を受けている。
町としては、次年度以降エアコンの設置に向け、教育委員会と協議していく。

Q.再質問
万が一の事故の場合は責任の押しつけあいにもなりかねず、町には命を守る政策が求められていると思う。
また、子どもは自己主張がなかなかできなく、体調の変化を言葉に出せず我慢をしてしまう。子どもは安心・安全な教育を受ける権利があり、町にはその義務があると考えるが。
A.町長答弁
町の義務については、子どもたちが安心して学習し、成長する場として学校があるので、通常そこが危険ということはあり得ないことだと考える。教育委員会と学校やPTAとの話合いを通じてたたき台を作り、来年度に向けての考え方を決定していきたい。

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