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議会だより No.184(2)

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北海道浦臼町

◆野崎議員
○新規就農者の活用及び農地の取得について
(1)新規就農者の話があったようだが、その後の進捗は。
(2)今後の就農者募集にあたり、農地や住宅確保の対策は進んでいるのか。
(3)総務省の集落支援制度の専任アドバイザー採用について、道職員など農業に強い人材も含めて検討しては。
(4)将来浦臼の農業には新規就農者の力が必要と考える。農家戸数を増やすための農業の多様化について、町長の考えは。
A.町長答弁
(1)新規就農者の受け入れについて、現在1名の方と話を進めている。6月17日に札幌市で開催された北海道新規就農フェアにおいて、多くの市町村の中から当町に興味を持ち、新規就農者お試し体験として7月25日から2日間本町で農業体験をされた。今後さらに1週間程度の体験を行う予定。
(2)農地の確保は重要な対策だが、新規就農のめどがない段階で農地を取得し維持する事は非常に困難を伴う。今は各生産部会などから情報収集し候補地を把握して、就農研修生が研修を開始してから希望の経営形態に沿った就農地の確保に努めたい。
住宅はお試し体験のため1軒を確保している。新規就農研修生が入る住宅は12月頃に改修を終える予定である。
(3)専任アドバイザーは、町の地域性を理解し農業や経営に精通した人材を求めている。提案の道職員も含め適材な方がいれば採用したい。
(4)農業の多様化については、新規就農者を募集するにあたり、施設園芸への就農を優先して勧めている。
施設園芸は土地利用型と比較して初期投資が低く、単位面積当たりの収益が高いため新規就農に適当だが、本人の考えもあるので、話合いの中で最善の就農形態を提案したい。
新規就農者対策は今年度本格的に開始したところであり、結果が出るまで時間はかかると思うが、新規就農を検討している方の思いを実現できるよう丁寧に対応し、早期受け入れ実現に向け取り組んで行く。

Q.再質問
農地及び家屋を事前に確保し、就農者に対し農地の提供がミスマッチ状態にならないように考えていただきたい。また農地中間管理機構、農地バンクは利用できないか。
A.町長再答弁
町自体が農地を持つことは難しいので別な形での保有になると思うが、近隣町に確認してもそこまで至っていない町が大多数である。
また、他町では事前に確保した農地と新規就農者の方とのマッチングができず塩漬けになっているという話も聞いているので、別の形で適地を提供できるよう今後進めていきたい。

◆静川議員
○浦臼町のALT(外国語指導助手)について
Q.質問
現在のALT(外国語指導助手)の方は長年携わっているが、今後も継続していただけるのか。また万が一継続できない場合、ALTの確保は。
A.教育長答弁
現在、ALTを請け負っている方が母国での教員免許を取得するため教育実習を受けている状況であるが、本町を離れると決定している状況ではないので、今の段階では次年度も契約を継続したいと思っている。
しかしながら、本町を離れると決断された場合には、早急にALTの派遣を行っている信頼のできる事業者に依頼し、来年度以降の人材を確保していきたい。

Q.再質問
もし新しいALTを採用する場合、契約についてはどのような形になるか。
A.教育長答弁
ALTの質を確保するためには、派遣を行なえる事業者と契約するのが良いと考える。本町の求める人材で、能力の高い方に長く居てほしいというのが希望なので、最初は1年契約になると思っているが、派遣されるALTを町がそもそも選べるのかという部分もあるので、その辺りは十分派遣をする業者と協議をしていきたい。

○小中学校にエアコンの設置を
Q.質問
7月より気温が異常に高い状況が続き、8月の道内では記録的な猛暑が続いた。こうした中で、大人はもとより子どもたちの健康への影響を相当懸念する声が上がっている。
浦臼町も例外ではなく異例の猛暑が続いた。小中学校には冷房設備はなく天井に扇風機があるだけで、気温と湿度が異常に高いときには余り効果がなく、児童生徒からもエアコン設置の声が上がっている。
今後、この異常気象はまだ続くと予想されることから、子どもたちや先生方の健康もあるので、ぜひエアコンもしくはクーラーの設置について考えていただきたい。
また浦臼町は、子ども子育て支援の町だと思っているので、町長の考え方についても伺う。
A.教育長答弁
令和2年第3回定例会で小中学校への空調設備の設置についての質問があり、現状でできる別の対策を行いながら、エアコンの設置については検討する旨の答弁をした。
しかしながら、現在の気候の状況を考えると、すべての教室が児童生徒の安心・安全で快適な学習環境とは言えず、小中学校ともに現在エアコンが設置されているパソコン教室や保健室を活用し授業を行うなど、猛暑への対応をしてきたが、学校としての対応も限界に近い状況になっている。
教育委員会としては、次年度以降のエアコン設置に向け学校と協議を行い、補助金などの活用を考慮しつつ安全・安心で快適な学習環境を構築するため、適切な設置案の検討を行い、町と協議をしていく。
A.町長答弁
次年度以降の設置に向け、教育委員会と協議・検討をしていく。

Q.再質問
次年度の夏までには設置の工事を終わらせる必要があると思うので、早い時期での検討が必要では。
A.町長答弁
時期的な問題を含めて設置に向け教育委員会と協議・検討していく。

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