■令和6年 第1回浦臼町議会定例会 一般質問
第1回定例会は3月5日から12日まで開催し、4議員から一般質問がありましたので、内容を要約し報告します。
◆静川議員
○町管理施設のLED化の現状
Q.質問
2027年の蛍光管製造禁止に向け、町が管理している施設のLED化はどのようになっているのか。
また今後、政府や民間等に加えて多くの自治体が一斉にLED化を進めることが想定され、世界的な発光ダイオードの不足や資材不足が起きる可能性もあると考えられる。少しでも早く取り組むべきと思うが。
さらに町民への周知も必要では。
A.町長答弁
蛍光管は2027年末での製造及び輸出入の禁止が決定され、現状においても材料価格の高騰などにより各社のLED製品が値上げされていることは承知している。
また、国際条約に基づく決定であり、全加盟国が同様の状況になれば世界的な発光ダイオード不足や資材不足が起きる可能性も指摘されている。
今後、町施設における器具の更新については、LEDに未更新の施設が多いことから、学校施設や町民利用の多い施設など優先順位を決定し計画的に進める。
短期間での実施が望ましいとは理解しているが、製造禁止以降も在庫品販売や継続使用が認められているので、緊急性と財政的な判断により年次的な適正更新に努めていく。
町民への周知については、個人住宅もいずれLED照明への交換が必要となるので、広報うらうすや町公式ホームページを活用し、製造中止の時期など必要な情報を適切に知らせ、早目早目の準備を促していきたい。
○ドジャース大谷選手寄贈のグローブ
Q.質問
昨年末より、ドジャース大谷選手から全国の小学校に寄贈されたグローブだが、我が浦臼小学校にも届けられている。
現在どのように取り扱われているのか、またこれからの取り扱いについてどのように考えているのか。
A.教育長答弁
大谷翔平選手からのグローブについては、本年1月11日に教育委員会に送付され、その日のうちに小学校へ届けている。
その後、1月16日の始業式において、大谷選手から「自分が充実した人生を送る機会を与えてくれた野球というスポーツに対して、たくさんの子供たちに興味を持ってもらいたい。野球しようぜ。」というメッセージとともに児童にお披露目をしている。
現在は盗難防止のため職員室で保管し、授業等で使用している。
休み時間などについては、体育館でのキャッチボール等は危険なので禁止しているが、雪が解けグラウンドが使用できるようになれば多くの児童に野球に触れ合ってもらえるよう積極的にグローブを使ってもらおうと考えている。
また、今回寄贈いただいたグローブは3個であり、児童が順番や使用時間を守るなどルールに沿った使い方ができるように指導するなど、教育的な観点からも有効に活用したい。
◆野崎議員
○浦臼町の地名、番地の呼称について
Q.質問
浦臼町の住所は町内会表示で新聞等に載るが、近年はナビや地図アプリの普及などもあるので番地表示が必要ではないか。他市町村では多くが番地表示となっている。
また、地名表示も隣り合う土地で漢字や片仮名表記に変わるなど、複雑でまとまりがない。地名に愛着のある方もいると思うが、(1)新聞に掲載される表示を町内会ではなく番地表示に統一できないか。(2)地名の漢字、片仮名の呼称を統一できないか。
A.町長答弁
(1)お悔やみなど町が発信する住所は行政区で通知していて、新聞には町内会表示で掲載されている。番地表示に変更することは可能だが、これまで町民からの特段の要望はなく、詳細な住所表示により葬儀時に留守宅を狙う空き巣被害も懸念されるため、防犯上からも今のところ番地表示への変更は考えていない。
(2)現在の字名が多いのではという話は聞くが、今のところ大きな支障が出ているとの声も届いていない。
特に問題はないと判断しているが、二つの質問については、町内会長会議の際に意見を求めたい。
○市街地国道の排雪について
Q.質問
国道における除排雪は国が行うものと理解している。しかし、近年は排雪回数が少なく、年に1~2回となっている。市街地の住宅は自家用車やお客様の車両の出入りのため自宅前を空けなければならないが、雪山が高く積み上がり、出入り口も狭く、車を出す際に左右の車両の動きが見えず危ない。何より景観が悪く、町は移住・定住策を掲げているが、国道の雪山を見たときのイメージダウンは避けられないと思う。開発局と協議しては。
A.町長答弁
堆積された雪山の影響により国道の幅員が狭く、大型車等の通行には支障のない最小限の幅員は確保されているが、町道や歩道、店舗等から国道に出る場合、非常に危険なことは認識している。国道を所管する開発局滝川道路事務所への申し入れは毎年行っていて、開発局も認識しているが、国道の排雪は年1回となっているのが現状である。
交通量の多い12号線の排雪後に275号線の排雪を行うこととされていて、浦臼町は雪捨て場の造成状況を勘案して毎年1月下旬ごろに排雪が行われている。
今後も排雪回数の増加や雪山をカットして幅員を確保するなど安全な道路、交通環境を維持すべく引き続き要請していく。
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