身近なところで起こりうる消費者トラブル。契約に不慣れな若者や高齢者をターゲットとしたものをはじめ、さまざまな被害のケースがあります。自分や家族、地域の人たちを守るため、悪質な手口について知っておきましょう。
■訪問買い取り
電話で「どんなものでもいいから衣類などの不用品を売ってほしい」と勧誘し、実際に来訪すると「アクセサリーなどの貴金属はないか」と言って、安価で貴金属などを買い取る手口です。
◇注意!
・電話がかかってきても、安易に訪問を承諾しないでください。
・貴金属などの売却を迫られても物品を見せずに、きっぱり断りましょう。
・売ってしまった時は、必ず契約書を受け取り、買い取り価格、買い取り業者の名称、連絡先などを確認しましょう。クーリングオフ制度があります。
・訪問を受ける場合は、できるだけ一人で対応せず、信頼できる人に同席してもらいましょう。
■副業などの儲け話
SNSを通して、簡単に儲かるという広告や体験談などにより興味を持って連絡すると、「誰でも簡単に儲けられる」と勧誘され、信じてしまいます。しかし、実際には儲けられずに、借金だけが残ってしまうという手口です。
◇注意!
・SNSで知り合った人・紹介された副業が、本当に実在し、勧誘時の説明が事実かどうかわかりません。
・儲け話を聞いたら、まずは疑いましょう。
・「必ず」「確実」「楽して」「簡単」はウソです。
■通信販売の定期購入
安さを強調した広告にひかれて申し込んだら、実は「定期購入」だったという手口です。インターネット通販でのトラブルが多いですが、テレビショッピングや新聞広告などによるものは被害年齢が高い傾向にあります。
◇注意!
・インターネット通販では、注文確定前に「分量・価格・支払い方法・返品や解約」などについて確認できる画面が必ずあります。
・注文確定のボタンを押す前に、内容をよく確認し、注文時の画面をスクリーンショットで保存しておきましょう。
・注文しようと電話した際に、「お得なコースがある」と定期購入や、別商品を勧められることもあるので注意が必要です。
■アナログ回線へ戻す代行サービス
大手通信会社のサポートセンターを名乗り、「電話を光回線からアナログ回線に戻さないか」と電話で勧誘し、その手続き代行の契約をさせます。さらに、生活サポートなど不要なオプション契約もされているという悪質な手口です。
◇注意!
・大手通信会社を名乗っていても、実際は関係のない業者の場合があります。業者名を確認しましょう。
・固定電話だけに戻すには、手続き代行の契約をしなくても、自分でできます。現在の契約先やNTTに問い合わせましょう。
不安に思ったとき、困ったときは、すぐに清水町消費生活センターへご連絡ください。最近の手口や対処法を身に付けられる出前講座もありますので、お気軽にご利用ください。
問合せ:清水町消費生活センター
【電話】62-2688
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