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【特集】このまちには、高校生の輝く瞳がある。(5)

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北海道清水町

■清水高校振興会は、町からの補助金などを受けて、清水高校を応援する団体です。自身も清水高校出身であり、同会長を務める梶さんにお話しを聞きました。

◇生徒たちの「やりたい」をバックアップ
清水高等学校振興会長
梶 竹征さん

私たち振興会は、清水高校を存続、発展させていくために、町からの補助金などを受けて活動しています。清水高校PTA会長、町内小・中学校PTA会長、町内企業や卒業生の方々をはじめとする会員とともに、清水高校の要望を聞きながら、教育面はもちろん、部活動を含めた全般的な支援を行っています。
支援の一つに『進学チャレンジ生応援事業』があります。これは、国公立大学への進学を希望する生徒に対して、講習や模擬試験にチャレンジする機会を支援するものです。
また、保護者の負担を少しでも軽くするために、御影地域から通う生徒に対しては、バスやJRの通学定期代を全額助成しています。今年度は新たに『地域みらい留学』への支援を始めます。これは、一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームが提供する国内進学プログラムで、全国各地から清水高校に通う生徒を募集することができます。既に130校を超える公立高校が活用していて、十勝管内だと鹿追高校などが活用しています。総合学科として清水高校が持つ魅力が幅広く伝わり、生徒数の増加につながることを期待しているところです。
町民のみなさんのお力を借りながら、高校の存続・発展のために、今後も生徒たちの「やりたい」をバックアップしていきます。

■学校教育課長であり、清水高校振興会の事務局を務める渋谷さん。日頃から清水高校とコミュニケーションを取る機会が多い渋谷さんにお話しを聞きました。

◇「ここに来て良かった」と思ってもらいたい―
学校教育課長/清水高等学校振興会事務局
渋谷 直親さん

学校教育課としても清水高校振興会としても、『ここに来て良かった』と清水高校の子どもたちに思ってもらいたいですね。充実した学校生活を送ってもらうには、一定の生徒数が必要です。クラスが減ると教員数も減るので、教えられる科目の幅が狭まり、総合学科の特色を発揮できなくなってしまいます。
生徒数を増やす一つの方法として、さまざまな場面で、清水高校生のみなさんと一緒にPR活動を行えたら良いなと思っています。今年から地域みらい留学を活用して生徒募集を始めるので、その合同学校説明会に高校生に一緒に来てもらって、生徒の口から直接、清水高校の魅力を伝えてもらう予定です。
また、清水高校には、子どもたちを一番に思っている先生が多くいらっしゃいます。自分のスキルをすべて出し、情熱を持って生徒指導にあたっている先生たちもまた、この町の財産だと私は思っています。こういった気持ちを持つ先生たちと協力しながら、清水高校の子どもたちの要望に合った活動にも取り組みたいと思っています。
近年はコロナの影響もあって、町民のみなさんに高校生の活動を見てもらう機会が減っているところがあるかなと思いますので、町民のみなさんに清水高校のことをもっとよく知っていただく機会などを増やして、地域全体で高校を応援できるように働きかけていきたいです。

■地域の高校生たちの学びを支えるために。
町にあるたった一つの高校の姿をのぞいてみて、あなたは今、どのように感じているでしょうか。
清水町で高校教育に関わるみなさんは、同じ方向を向いて高校を守ろうとしています。
そして、その高校には自分の「やりたい」ことを見つけて、仲間とともにかけがえのない時間を過ごしている生徒たちがいます。
これまでは、地域住民として「人口が減るから清水高校はなんとなく大切な存在」だと思うだけだったかもしれません。
清水という地域を選び、ここで学ぶ生徒たちに目を向けることから始めてみませんか?地域の高校生たちの学びを、地域のみんなで支えるために―

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