【和食の日 11(いい)月24(にほんしょく)日】
和食には、昔からの知恵と工夫が詰まっています。和食の日は毎年、一人ひとりが和食文化を守り、伝えていくことの大切さを認識するきっかけとなるように制定されました。
そんな和食は旬の食材や野菜が多くとれるので、ヘルシーで栄養バランスがとりやすいと言われています。
今回の特集では、日々の食生活を見直すきっかけとなるよう、和食について基本的な知識や毎日の食卓で取り入れられるレシピなどを紹介します。
■和食を日々の食生活に生かすと
▼栄養素をバランスよく
和食は、多様な食材を組み合わせやすい
▼減塩につながる
「だし」のうま味は、他の味を引き立てるので減塩に!
▼旬の食材を味わう
季節ごとの旬の食材を生かしやすい
最近は、汁物を作らない方やパンなど単品で食事を済ませる方が増えてきています。また、農林水産省の「令和5年度野菜摂取量の見える化の取組結果について」では、日本人の約7割が目標野菜摂取量に達していないことが分かりました。
その食事に汁物を足すだけでも、体が温まり、中に入っている野菜を摂取することができるなど、良いことがたくさんあります。
■和食の「一汁三菜」とは
▼三菜
主菜1品、副菜2品で構成されたおかずで主食の栄養素を補います。
▼汁物
だしをみそや塩で調味した汁に、野菜や豆腐、魚介類などを具とした料理です。
▼主食
エネルギー源である炭水化物を補給します。和食では、お米が基本です。
■滝川市内の全保育所、全小・中学校で「和食の日給食」が提供されます
「和食の日」の普及啓発の一環として、毎年、保育所や学校給食で、だしのうま味を生かした和食を提供しています。
今年の和食の日給食 11月22日
▼今年の小・中学校の献立
●ごはん
●高野豆腐のみそ汁
●さばのみぞれ煮
●長芋のおかかあえ
●牛乳
お楽しみに!
▼昨年の小・中学校の献立
・こぎつねごはん
・いももち汁
・ほうれん草のマヨしょうゆ炒め
・厚焼きたまご
・牛乳
▼レシピ紹介
長芋のおかかあえ 2人分
○材料
長芋…100g
きゅうり…20g
かつお節…2g
白いりごま…小さじ1/3
A三温糖…小さじ1/2
Aしょうゆ…小さじ1
A酢…小さじ1/4
Aごま油…小さじ1/4
A塩…少々
○作り方
(1)長芋は皮をむき厚めのいちょう切り、きゅうりは輪切りにする。
(2)Aの調味料を混ぜ合わせ、(1)とあえる。
(3)かつお節と白いりごまを混ぜる。
空知管内でも採用されているメニューで、滝川産の長芋を使用しています。
この献立を立てた栄養教諭の小松さん
■「だし」使ってますか?
「だし」とは、昆布やかつお節などから水やお湯を使ってうま味を引き出したもので、和食の味の基本となります。
▼昆布だしの作り方
(1)乾いた布巾で表面の汚れを拭き取る。
(2)鍋に水と昆布を入れ、30分おいたら中火で10分加熱する。
(3)小さな泡が出てきたら、昆布を取り出す。
▼かつおだしの作り方
(1)鍋にお湯を沸かし、沸騰直前にかつお節を加えて火を止める。
(2)2分おいたら、キッチンペーパーを敷いたざるでこす。
■日本の伝統食材「まごわやさしい」とは
日本で昔から食べられてきた食材の頭文字を並べたものです。
これらの食材は、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど健康に生活するために必要な栄養素をたくさん含んでいます。
・まめ(大豆製品)
・ごま(種実類)
・わかめ(海藻)
・やさい
・さかな
・しいたけ(きのこ)
・いも
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