〔情報ワイド〕まちの家計簿 決算と執行状況からみる市の財政(1)

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滝川市の令和5年度の一般会計・各特別会計・各企業会計の決算がまとまりました。皆さんから納めていただいた税金や国・道からの補助金などがどのように使われたのかをお知らせします。なお、令和5年度決算については、今年度の第3回滝川市議会定例会において審査の結果、認定されました。

■令和5年度決算状況
決算とは、市に1年間に入ってきたお金(歳入)と使ったお金(歳出)の最終合計を表したものです。下の表のとおり、令和5年度の一般会計は歳入が232億円、歳出が223億円となっており、特別会計合計は、歳入100億円、歳出92億円となっています。

▼一般会計・特別会計　歳入歳出の決算状況

※端数処理のため、合計が合わないことがあります。

▼企業会計

▼一般会計・特別会計・企業会計とは
行政に必要なすべての経費を一つの会計で扱うと、複雑で分かりにくくなってしまいます。このため、行政運営の基本的な経費(福祉や教育、土木など)を「一般会計」として、国民健康保険や公営住宅事業など、特定の事業にかかる経費を「特別会計」として管理しています。また、下水道事業と病院事業は、独立採算性の「企業会計」として経営を管理しています。

■令和5年度の主な経費(一般会計)
▼歳入　232億9,264万円

▼歳出　223億7,507万円

・いろいろ経費があるみたいだけど、私たちの生活で身近なものは?
・経費の中には聞き慣れないものもあるかと思います。主なものは以下のとおりです。

▼民生費関係
障がい者や高齢者に対する福祉、子育て支援などのための経費
●障害者自立支援給付に要する経費　12億5,113万円
●生活保護に要する経費　10億9,883万円
●保育所等の運営管理に要する経費　8億5,879万円

▼土木費関係
道路、橋、河川、公園の整備など、まちづくりのための経費
●除雪・排雪対策に要する経費　6億6,379万円
●道路の新設改良事業費　2億7,624万円
●道路・橋りょうの維持に要する経費　2億2,521万円

▼衛生費関係
健康で衛生的な生活を送るための保健、医療、環境などのための経費
●じん芥の収集処理に要する経費　8億6,773万円
●保健衛生対策に要する経費　5億3,073万円
●新型コロナウイルス感染症対策に要する経費　1億7,227万円

▼教育費関係
学校教育や生涯学習の充実、スポーツ等の振興のための経費
●学校給食の実施に要する経費　3億3,703万円
●小学校費　1億9,462万円
●中学校費　8,926万円
●体育施設の運営管理に要する経費　7,770万円