時代とともに変わる家庭環境や子育て事情。
安心して笑顔で子育てができるよう、滝川市ではさまざまなサポートを行っています。
滝川市の子育て施策や支援を紹介します。
■子育て環境の変化による孤立化
令和6年7月に行った、滝川市子育てに関するアンケート調査(小学校就学前保護者)では、約18%の家庭が緊急時や用事がある場合でも子どもを見てもらえる親族・知人がいないと回答しています。
また、約8%の保護者が子育てをするうえで気軽に相談できる人や場所が無いと回答し、核家族化や少子高齢化が進行する中、子育てに不安を抱え、孤立を感じている子育て家庭が少なくないことを表す結果となりました。
■切れ目のない子育てサポートを目指して
市では、すべての子どもと子育て家庭を対象に妊娠期から子育て期まで安心して、子育てしやすいまちづくりを進めています。
保健センターには母子保健に関する専門支援を行う『母子保健コーディネーター』や子育てに関する支援を行う『子育て支援コーディネーター』がいます。さらに保健師や保育士、歯科衛生士や栄養士など、専門職員が妊娠・出産・子育てに関する相談に応じ、一つの建物で一貫して切れ目のない子育てサポートを行っています。
お子さんの育ちに合わせた必要な支援や制度、手当についても、いつでも気軽に相談することが可能です。
■多様な子育て支援で親子を応援
異なる子育て環境の中、家族の形に合わせたサポートができるよう、さまざまな子育て支援を行っています。
就学前のお子さんと気軽に遊びに行ける居場所として、市には2つの「子育て支援センター」があり、育児相談や発達相談などもできます。
また、市公式ホームページや市公式LINEで、子育てやイベント情報を発信しています。いつでも・どこでも情報を得ることが可能です。
対面での相談に抵抗があったり、時間の余裕が無い場合には、メール(【メール】hoiku1@city.takikawa.lg.jp)での子育て相談なども行っていますので、子育て環境に合ったサポートを選択してください。
■ホームページで子育て情報を検索する
市公式ホームページで子育てに関する情報を発信。ライフスタイルや成長に合わせた情報検索ができます(トップページ→ピックアップ→「滝川市子育て情報」)。
■LINEで子育て情報を受け取る
市公式LINEで子育てに関する情報を受け取れます。右記二次元コードから市公式アカウントを友だち登録し、トーク画面で「配信希望001」と送信。
■「たきかわ子育てガイド」で情報を得る
妊娠から出産、子どもの健康に関すること、手当や助成、相談窓口などが1冊になっています。保健センターや児童館等で配付、または市公式ホームページ「滝川市子育て情報」でもご覧いただけます。
■interview
保健福祉部次長 景由(かげゆ)隆寛(たかひろ)さん
核家族化や都市化が進む中、子育て力の低下や子育ての孤立化が見られます。特にシングル家庭や近くに親族がいなく、子育てのサポートを受けられない方や、ワンオペレーションで子育てしている方などへのケアが大切だと考えています。
市では今年度、「滝川市子ども計画(仮称)」の策定を進めていますが、施策の2つの柱の一つとして、子育て当事者であるお父さんやお母さんのレスパイトケア(休息や息抜きのサポート)ができる居場所づくりを目指しています。
どんなにかわいいわが子でも、24時間一緒だと感情がすべて子どもに向いてしまい、心身ともに疲れ、最悪の場合、育児放棄や虐待などにつながってしまいます。子どもと離れる時間も育児には必要です。子育てを休むことに罪悪感を感じる方も少なくありませんが、時として子育てを休むことも大切です。一時的保育を利用したり、健診時に相談したりするのもひとつです。入口はどこでも構いません、必要な支援へつなげます。
もう一つの施策の柱は、親子関係の形成と非認知能力の育成です。知能検査や学力検査では測定できない、集中力や探求心、さらには協調性や共感力といった才能の育成には、お子さんが日々の遊びや家庭生活を楽しめるよう育てることが大切です。お子さんの才能や感性を遮ってしまうことがないよう、集団の中に入ってみることや、新しいことに挑戦する機会を作ってあげることも大切です。子育て支援センターなども活用してみてください。
■専門職による子育て相談
乳幼児の子育てや、教育・保育施設などの子育て支援サービスの案内を行います。子どもの養育アドバイスなども行います。
こども家庭相談室
【電話】23-5217
妊娠中から出産後まで必要なサポートを行うほか、健康・育児に関する悩みを保健師、助産師、栄養士などに相談できます。
健康づくり課
【電話】24-5256
お子さんのことばや動きが気になる、育てにくさを感じるなど、作業療法士、保育士、公認心理士、相談支援専門員に相談できます。
こども発達支援センター
【電話】23-3361
母子家庭等の自立に向けた相談や、女性が抱える心配ごと、未成年のお子さんがいる方の配偶者暴力に関する相談も受け付けています。
子育て応援課
【電話】28-8025
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