【令和6年度 教育行政執行方針】
学力の向上を図るため、児童生徒一人ひとりの理解度に応じて問題を出題できる「AI(人工知能)ドリル」を小・中学校全校に導入し、個別最適な学びをより一層充実させ、基礎学力の定着と家庭学習の習慣化に取り組みます。
「ネットいじめ」が全国的に増加していることから、各学校のいじめ対策組織を十分に機能させ、いじめ防止専門委員会などの専門的な知見も取り入れ、未然防止に取り組むほか、いじめ見逃しゼロを徹底し、早期発見・早期対応に努めます。「絆づくり成果交流会」を開催し、「いじめを絶対に許さない学校づくり」の取り組みを支援するほか、「滝川市子どもいじめ防止基本方針」の趣旨を踏まえ、実効性のある取り組みを進めていきます。
児童生徒、保護者や教職員の意見等を踏まえながら、将来にわたりスポーツや文化活動を継続できる環境整備を目指し、各学校や校長会、市PTA連合会、学校運営協議会、スポーツ・文化団体等で構成される協議会を設置し、将来的な部活動の在り方について検討を進めます。
情報モラル教育については、市内の子どもたちにおけるスマートフォン所持率の増加と低年齢化が進み、インターネットやSNSを通じたトラブルも多様化、深刻化していることから、これまでの取り組みに加え、乳幼児検診時にも保護者向けリーフレットを配付するほか、学校をはじめとするさまざまな場面で外部講師による学習機会を提供するなど、年齢や環境に合わせた啓発活動を継続的に取り組みます。
滝川市民交流プラザの維持や「空知管内公共ホール使用料等補助金」を継続し、市民の自主的な活動を支援します。また、子どもたちの豊かな心や感性を育むため、プロの音楽演奏等を鑑賞・体験するアウトリーチ事業を実施するほか、「風がみつけた街」たきかわ音楽祭事業再開に向けて実行委員会活動を支援します。
「第3次滝川市子どもの読書活動推進計画」の始期であることから、重点的な取り組みである読書の習慣化や学ぶ力を育むため、各年代に向けておすすめの本を紹介し動機づけを図るほか、「たきかわっ子ワクワクまなびプログラム」を実施し、子どもたちの探求心や主体性を引き出します。また、ふるさとのすばらしさや大切さを再認識し、まちの歴史を伝承するため、郷土資料や地域人材を活用した郷土学習を推進します。
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