文字サイズ
自治体の皆さまへ

〔特集〕~大切な女性(ひと)に勧めたい~がん検診のススメ(1)

1/29

北海道滝川市

日本人の死因第1位の病気である「がん」。生涯で2人に1人はがんに罹患(りかん)する時代です。
しかし、滝川市のがん検診受診率は国や北海道に比べ、高くありません。
大切な人のためにがん検診を受診しましょう。
家族から母へ、母から娘へ、大切な女性にがん検診を勧めましょう。
今回の特集が家族で「がん」について話し合うきっかけになることを願います。

■女性のがん罹患数は「乳がん」が1位、「子宮がん」が5位
男女ともに、死因第1位の病気である「がん」。
男女別に見ていくと、女性では「乳がん」が最も多く、9人に1人が罹患するとされています。「子宮がん」は第5位と、こちらも女性にとって罹患する確率が高いがんです。
患者数は、子宮頸(けい)がんは20代後半から増加し、乳がんは30代から急増します。

○北海道がん罹患率(人口10万人対) ※部位別

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

■早期発見が早期治療のカギ 定期検診でがんを見逃さない
乳がん、子宮がんともに罹患率が高いがんですが、早期発見、早期治療で治りやすいがんでもあります。
乳房や子宮の摘出のイメージが強いかもしれませんが、早期発見の場合、どちらも温存が可能になります。
自覚症状が現れる前に、検診を受けることが早期発見のカギです。

○進行度別5年相対生存率(%)
出典:全国がん罹患モニタリング集計2009-2011年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター,2020)独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書

・限局~原発臓器に限局しているがん
・領域~所属リンパ節転移・隣接臓器に浸潤(しんじゅん)しているがん
・遠隔~遠隔リンパ節や遠隔臓器に転移しているがん

■検診を受けて終わりにしない 要精密検査は必ず受診を
がん検診は受けて終わりではありません。異常が見つからなかった人も、継続して定期的に検診を受診することが大切です。
また、検診で要精密検査と判定された場合は、医療機関でより詳しい検査を受ける必要があります。「症状がない」、「忙しい」、「がんが見つかるのが怖い」と自己判断で精密検査を受けないでいると、もしもがんがあった場合、発見を遅らせ、がんを進行させてしまうことになり、身体的、精神的、経済的にも取り返しがつかない状況になります。

■コラム「がん」を知る・考える 滝川西高等学校の取り組み
がんを正しく理解し、健康と命の大切さについて主体的に考え、学ぶことができるよう、令和4年度から1学年を対象に『がん教育講演会』が行われています。
生活習慣との関りも深い疾病であるがんを正しく理解し、健康と命の大切さを主体的に考えることができ、また患者の生活の質の向上や共生社会の実現について学んで欲しいと開催されています。



2023年がん教育講演会事後アンケートより(一部抜粋)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU