執筆者:保健福祉課健康推進係 保健師 西瑞穂
■「今もこれからも、お口の健康を守るために」
歯を失う二大原因としてむし歯と歯周病があります。歯を失うと美味しく食事ができなくなるだけでなく、心疾患や肺炎、認知症など他の病気にもつながります。
むし歯・歯周病の予防・治療は毎日の歯磨きによるセルフケアと、歯科医師や歯科衛生士による歯面清掃や歯石除去、歯科指導といったプロフェッショナルケアの積み重ねが必要です。セルフケアが疎かになると、プラーク(歯の表面に付着している細菌のかたまり)が蓄積し、むし歯や歯周病の悪化につながります。適切なセルフケアを行うためには3か月に一度歯科受診をし、ケアを受け、口腔状態を維持することが重要です。
村では食べる楽しみを享受できるよう、歯の喪失予防を目的に歯周病検診を行っています。今年度20、30、40、50、60、70歳になる方、妊娠14~23週の方へ歯周病検診無料クーポンを発行しております。65歳以上の方も歯科口腔健診を無料で受けることができます。ぜひこの機会に歯科健診を受け、いつまでも健康な歯を維持し続けましょう。
6月4日~10日は歯と口の健康週間です。下にあるチェックリストでむし歯や歯周病になりやすいかどうか確認し、普段の生活について振り返りましょう。
▽こんな人は要注意!
・間食が多い
・よく噛まずに食べる
・歯と歯の間に物が挟まる
・タバコを吸う
・ストレスをためやすい
・就寝前に歯磨きの習慣がない
・1回の歯磨き時間は2分以内
・食べてからすぐ歯を磨かない
・歯は磨くが、歯と歯肉の境目は磨かない
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