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日常会話を英語で!英会話教室の取り組み

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北海道猿払村

■授業内容
村では今年5月より、高校生以上の村民を対象とした無料の英会話教室を開催しています。外国語指導助手(ALT)のキムさんを講師として、初級コースでは簡単な日常会話レベル、中・上級コースでは海外旅行などで役立つような実用的な会話レベルを目指して授業が行われています。初級コースには9名、中・上級コースには14名が参加し、中・上級には英語教師や海外旅行経験者の方などもいます。
英会話教室に参加した方の理由は様々ですが、「英語を話せるようになりたい」というのはもちろん、「海外旅行で使える英語を学びたい」という方も多くいました。
授業は両コースともに毎回、学習の最初に「週末はどんなことをしたのか」、最後には「週末の予定」を参加者同士で話し合っています。初級では日本語と英語を交えながら、中・上級では英語を軸として、楽しげに話す姿が見られました。その後、参加者から「英語でこう答えたいときはどう言えば良いのか」「○○は英語で何と言うか」といった質問があり、キムさんが例文をホワイトボードに書きながら教える場面もありました。

週末はどうでしたか?
How was your weekend?

週末の予定は?
Whatare your plans this weekend?

■実践学習 レストランで注文しよう
キムさんがウェイター役となり、実際に飲食店で注文するようなシチュエーションでグループワークを行いました。「何名ですか?」「予約はしていますか?」とお店に入るところからスタート。値段や大きさ、メニューに書かれている意味などを、ウェイター役のキムさんに英語で質問をしながら、それぞれ好きな飲み物、メイン料理、サラダのドレッシング、デザートを注文する練習を行いました。また、アメリカのレストランメニューの特徴やチップ制度についての解説もありました。

▽01 メニューの確認
英語で書かれたメニュー表を確認し、写真も参考にしながら自分の食べたいものを決めます。

▽02 料理の注文
「おすすめは?」「これは辛い?」など気になったことを質問してから料理を注文します。

▽03 料理表示
日本では馴染みが少ない「ヴィーガン」「ベジタリアン」の人向けの料理表示を学びました。

■インタビュー
キンバリー・キミコ・ペイン

▽教室を始めたきっかけ
普段は小学生や学校の先生と触れ合う機会が多いのですが、今年の3月に行われた和菓子作り教室へ参加した時に、村民の方とあまり話すことができず、もっと交流したいと思ったのがきっかけです。それから教室が始まるまでの約2か月間、インターネットで他のALTや英会話教室を行っている人にレッスンプランなどを相談しました。内容も心も準備する時間が短く、あっという間でした。

▽授業について
初回の授業で参加者に「英会話教室で何をしたいか」を聞き、それを基にレッスンプランを考えています。ウォーミングアップから始まり、その日の内容を進め、最後は終わりの挨拶をして終了といった大体の流れは、初級と中・上級で同じです。参加者は、自分でレベルを選んで参加していますが、それぞれのペースでゆっくりやっていってほしいと思います。授業のレベルに関しては私も悩むことがありますが、自分の伝えたいことを、英語でも日本語でもいいので素直に言ってみてください。そこからぜひ、「これは英語でどう言えばいいの?」とたくさん質問してほしいです。
最初のころは、内容ごとに時間を区切って授業をしていましたが、最近は「時間があったらこれをやってみようかな」という感じできっちりと決めすぎず、その日の進行度に応じて柔軟に授業を進めています。
教室が終わった後、皆さんが笑顔で帰ってくれることが何よりうれしいです。

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