■特定健診~人工透析治療にならないためには~
腎臓は老廃物を排出する臓器で、「糸球体(しきゅうたい)」と呼ばれる小さな穴のあいた毛細血管によって血液をろ過し、血液中の老廃物や毒素、余分な水分を尿としてからだの外に排出しますが、血糖値や血圧の高い状態が続くと、「糸球体」が傷つき、ろ過の働きが低下して尿の量が少なくなるなどの症状があらわれます。
治療せずにそのまま放置すると、血液中の老廃物や水分が蓄積されて尿毒症と呼ばれる命にかかわる深刻な状態になり、自身の腎臓の代わりに人工的に血液から老廃物や余分な水分などを取りのぞく人工透析治療が必要になる場合もあります。
標準的な人工透析治療は、週に3回、1回に4時間の治療時間が必要になり、からだや生活の負担が大きいだけでなく、1か月に40万円から70万円程度の高額な医療費がかかります。
一般的な健診では、腎臓からもれ出るタンパク質の量を調べる「尿検査」と、血液中の老廃物を調べる「血清クレアチニン検査」によって状態を判定しますが、当町では、独自に腎臓の状態をより早く正確に確認できる「アルブミン尿検査」を実施しています。
近年、生活習慣病の重症化によって腎臓の働きが低下し、人工透析治療を受ける75歳以上の割合が高くなっています。
人工透析治療の危険性は、「血清クレアチニン検査」と「アルブミン尿検査」を併用することによって、確認することができます。
「アルブミン尿検査」は、糖尿病治療中の方以外は医療保険の適用とならないため、なかなか受けることができない検査です。
生活習慣病で定期通院中の方も、特定健診・若年健診の受診をお勧めします。
20歳から年に1回健診を受診して腎臓の健康状態を確認しましょう。
▽健診日程
問合せ:保健福祉課保健予防担当
【電話】0123-83-4750
■風しんの抗体検査・予防接種が無料
風しんワクチンの接種機会がなかった世代の男性を対象に、抗体検査と予防接種を無料で実施しています。
対象者:昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性
※対象者には、4月に接種の案内を郵送しています。
料金:無料(無料クーポン券を必ず持参してください)
実施期限:令和7年2月28日(金)まで(以降は有料になります)
注意事項:無料クーポン券を紛失された場合は再発行します。
くわしくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。
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