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けんこうだより

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北海道留寿都村

【今月のテーマ…朝食を食べよう!】
筆者…保健師 芳賀 光結

みなさんは毎日朝食を食べていますか?「朝は時間が無くて…」「面倒くさいから…」と朝食を食べない人も多いかもしれません。今月は朝食を食べることによる身体へのメリットについてお話したいと思います。

◆朝食の役割
○体のリズムを整える
朝食を食べることは、生活リズムを整える働きがあります。生活リズムが乱れると、体内リズムとのずれが生じ、心身に強いストレスがかかり、体や心に不調が現れてしまいます。そのため、朝食を食べて生活リズムを整えることは健康づくりに大切です。

○心の健康にもつながる
多くの研究で、朝食を食べると、心にも良い影響があることが分かっています。小学生~大学生を対象とした研究では、朝食を食べる習慣がある人は集中力の欠如やイラつきが少なく、心の不調が少ないと示されています。
さらに、栄養バランスの良い朝ごはんをよく噛んで食べると、脳の血行が良くなり、精神を安定させる働きのあるセロトニンという脳内物質が活性化し、精神活動の活性化につながることもわかっています。

○学力や体力にも関係している!
朝食を食べる習慣のある人は、食べない人に比べて学力が高いという研究結果が出ています。朝食を食べると、脳のエネルギー源であるブドウ糖をチャージでき、勉強に集中しやすくなるためです。また、朝食を食べることで朝から活動的に体を動かせるため。体力強化にもいい影響をもたらします。

◆バランスの良い朝食のポイント
主食・主菜・副菜をそろえて食べることがバランスのいい朝食のポイントです。
(1)炭水化物…脳のエネルギー源となるブドウ糖はでんぷんが分解されてできます。集中力アップのためにも、大切なエネルギー源の1つです。
(例:ごはん、パン、麺、シリアルなど)
(2)タンパク質…タンパク質は筋肉や臓器を作る栄養素の1つで、体内時計をリセットする働きや栄養素を体に運ぶ働きがあります。
(例:肉、魚、納豆、豆腐など)
(3)ビタミン・ミネラル類…体に活力をつけたり、脳がブドウ糖を消費するときに必要です。
(例:野菜、果物、海藻類など)
朝食を食べる習慣がなかった人や、しっかり食べることが難しい人は、今の朝食にひと工夫して、バランスの良い朝食に近づけるようにしてみましょう。
例えば…
・朝食を食べていない人は、バナナ1本やおにぎり1個など、何か口にするところから初めてみる。
・ヨーグルトにフルーツを加えてみる。
・ごはんに納豆やのり、夕食で汁物を多く作り、朝にも利用する。
ぜひこの機会に、大人だけでなく子どもも朝食を食べる習慣作りをしてみてください!

【健康カレンダー 3月】

※乳幼児予防接種につきましては予約が必要となりますので、実施を希望される日の1週間前までに診療所へご予約ください。(診療所【電話】46-3774)

問合せ:
(1)健診・保健事業等…保健医療課【電話】0136-46-3131
(2)いきいき体力アップ教室…地域包括支援センター【電話】0136-47-2277
(3)予防接種…診療所【電話】0136-46-3774

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