■ゼロカーボンに向けた取組を実践しましょう
留寿都村では、2050年度までにゼロカーボンを目指すに当たり、2030年度を短期目標年度、2050年度を長期目標年度として、各目標年度における温室効果ガスの排出量の削減目標と再生可能エネルギー(以下「再エネ」という。)の導入目標を定めた「留寿都村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(以下「計画」という。)」を策定しました。
この計画には、留寿都村の温室効果ガスの排出状況や将来推計を基に、ゼロカーボン達成のために、温室効果ガスの排出量をどのぐらい抑制する必要があるのか、どのような再エネをどのぐらい導入する必要があるのかなどが記載されています。
特に、計画の中では、ゼロカーボン達成に向けて村民や事業者の方に取り組んでいただきたいことを一覧として記載していますので、留寿都村に関係する皆さんには一度この計画をご覧いただき、ぜひ目標達成に向けた取組の実践をお願いします。
◆留寿都村地球温暖化対策実行計画(区域施策編)概要
今後、温室効果ガス削減の取組を行わなかった場合、図1のとおり、基準年度である2013年度と2050年度を比較すると、人口減等により温室効果ガスの排出量が約11%減少します。
[図1]
2050年度にゼロカーボンを達成するためには、ここから更に23.08千t-CO2を削減する必要があり、建物の省エネ化などの省エネ対策によるCO2排出量の削減、森林整備などによる森林のCO2吸収量の増加、再エネの導入によるCO2の排出を伴うエネルギー使用量の削減が必要となりますが、本村は、ゼロカーボン達成のために、次のとおり温室効果ガスの排出量の削減目標及び再エネの導入目標を具体的に定めました。
▽温室効果ガスの排出量の削減目標
(1)2030年度までに基準年度と比較して50%削減する
(2)2050年度までに基準年度と比較して115%削減する
▽再エネの導入目標
(1)2030年度までに1,390MWh導入する
(2)2050年度までに6,967MWh導入する
※導入を想定している再エネは、主に太陽光発電によるもので、公共施設や住宅などの屋根や壁並びに空き地などに設置する太陽光パネルを想定しています。
※仮に、住宅の屋根に出力4kW(必要屋根面積約28平方メートル)の太陽光パネルを設置した場合、年間で約4.5MWhの電力を発電します。
MWh:メガワットアワー(百万ワットアワー)。1MWの電力機器を1時間運転したときの消費電力量で、「電力(MW)×時間(h)」で計算。
また、目標達成のための3つの基本方針を定め、村、村民、事業者それぞれの取組一覧を作成しましたので、積極的に実践していただき、目標達成にご協力をお願いします。
具体的な取組例(抜粋)
村:公共施設の省エネルギー化、公共施設への再エネ導入、森林保全に対する助成
村民:マイバックなどの使用、ごみの分別によるリサイクルの推進、省エネルギー機器の導入、再エネ設備(太陽光パネルなど)の導入、所有森林の適切な管理
事業者:省エネルギー機器の導入、再エネ設備(太陽光パネルなど)の導入、再エネ由来の電力の使用、所有森林の適切な管理
この計画のほか、事業所としての留寿都村の目標を定めた「留寿都村地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」も策定しております。どちらも村のホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。
お問合せ先:住民福祉課
【電話】0136-46-3131
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