■ストレスと心身の深いつながり
ストレスは適度であればやる気や集中力を引き出し、自己成長を促すなど良い効果をもたらします。しかし、ストレスが強すぎたり、長引いたりすると、心の不調や身体の病気の原因となってしまいます。特に働く世代でのメンタルヘルスは社会的問題となっています。
▽ストレス過剰による身体への悪影響
人はストレスを感じると対抗しようとして自律神経系や内分泌系が働き、血圧や心拍数を上昇させたり、血糖値を上げたりします。ストレスをため込んでしまうことは、心疾患、潰瘍性(かいようせい)の疾患、じんましん、めまい、肩こり、腰痛など様々な病気の発症や悪化に関連があると考えられています。また、ストレスは免疫力低下を招いて、がんの発生にも影響を与えるといわれています。
▽ストレスと生活習慣病
過剰なストレスは、飲酒や喫煙、食事によって発散しがちです。お酒、たばこ、コーヒー、炭酸飲料、お菓子などの嗜好品の増加はストレスを抱え込んでいるサインかもしれません。メタボリックシンドロームに該当する方が増えている背景には、メンタルヘルスの問題があると考えられます。
こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省)【電話】0570-064-556
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトこころの耳【URL】https://kokoro.mhlw.go.jp/
■ストレスとうまく付き合う日常の過ごし方
1.食事はストレスに強くなる栄養素を取り入れ美味しく楽しく食べる
・ビタミンA…ストレス抵抗力
・ビタミンB1…神経の働きを正常化、活性化
・ビタミンC…身体の抵抗力
・カルシウム…不足すると不眠やイライラを招きます。
・マグネシウム…イライラ、神経過敏、不安を抑える
2.入浴・マッサージ
全身の血行を促進し、代謝を活発にして心身の緊張を解きほぐす効果があります。
3.趣味・スポーツ
心底楽しめるものに没頭しているうちに、嫌な事も忘れ、適度な疲労は快眠にもつながります
4.質の高い睡眠
5.相談しよう
問合せ:保健センター
【電話】5-3506
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