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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだより From Health Center

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北海道知内町

■高齢期の心と体のバランスについて
高齢期になると体力や気力などは、若い時と比べると無理がきかなくなってきます。充実した高齢期を過ごすために無理をしないで、自分の身体面や精神的な特徴を把握しながら生活を送りましょう。

▽規則正しい生活を心がけましょう
高齢者に限ったことではありませんが、まず規則正しい生活をすることが大切です。少し疲れた、働き過ぎたと思ったら十分な睡眠を取って休養しましょう。「寝つきが悪い」「早く目が覚めてしまう」など睡眠が浅く、不眠がちな方は心療内科やかかりつけ医に相談することをお勧めします。

▽食事をきちんと食べる
毎日、3食摂ることは健康への第1歩です。免疫力を維持するなど食事が非常に大きな役割を果たしています。高齢期では大きな病気の発症予防はもちろんですが、糖尿病、高血圧、高脂血症、骨粗鬆症など誰もが罹かりやすい疾患も食生活に気を配ることで十分予防することが可能です。

▽運動習慣を身につける
適度な運動の習慣を取り入れることも心と身体のバランスを維持するのに役立ちます。高齢者の認知症予防には軽い運動が良いことが指摘されています。高齢者の生活そのものを充実させるだけではなく、自分の体が健康であると実感できる大切な時間でもあります。無理をしないで長続きできる運動がお勧めです。

▽体の不調に気づきましょう
高齢者の病気は典型的な症状で始まるわけではありません。単に疲れやすい、気分が悪いという症状で放っておくと重大な病気に罹患していることも考えられます。いつもと違う状態になったり、気分が悪い、横になりたいなど自覚症状があったら、何らかの病気であることも考えられます。

▽心の不調にも気づきましょう
しばしばみられる心の病気として、うつ病があります。特別な病気ではなく、早期発見で治る病気でもあります。初期症状として、不眠や疲れやすさ、頭痛、食欲不振などがあります。高齢者ではしばしば自覚する症状ですが、内科などの検査で何ともないと言われることがあります。このように身体症状の仮面を被ってしまい、本来のうつ病が隠れてしまうことを「仮面うつ病」と呼んでいます。

高齢期における心や体の健康は、日常的に注意したり、ちょっとした努力で向上していきます。日頃の生活をもう一度見直してみてはどうでしょうか。

問合せ:保健センター
【電話】5-3506

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