■特殊詐欺に気を付けましょう
特殊詐欺の件数、被害額が年々増加しており、依然として高齢者を中心に多額の被害が発生しております。
65歳以上の高齢者被害の認知件数は、特殊詐欺被害の認知件数の実に8割を占めており、特に女性の被害件数が顕著に増加しています。手口別の認知件数は、還付金詐欺が最も多く、次いでオレオレ詐欺、キャッシュカード詐欺、架空料金請求詐欺、預貯金詐欺と合わせて、特殊詐欺の認知件数は約9割を占めています。
(1)特殊詐欺とは
特殊詐欺とは、電話やハガキ(封書)等で親族や公共機関の職員等を名乗って被害者を信じ込ませ、現金やキャッシュカードを騙し取ったり、医療費の還付金が受け取れるなどと言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させる犯罪(現金等を騙し取る恐喝や隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み見る詐欺盗)のことです。
(2)詐欺の手口
▽還付金詐欺
医療費、税金、保険料等について、「還付金があるので手続きしてください。」と言って、被害者にATMを操作させ、被害者の口座から犯人の口座に送金させる。
▽オレオレ詐欺
親族等を名乗り、「お金が今すぐ必要だ。会社をクビになる」等と言って、現金を騙し取る。
▽預貯金詐欺
警察官、銀行協会職員等を名乗り、「あなたの口座が犯罪に利用されています。キャッシュカードの交換が必要です。」と言ったり、役所の職員等を名乗り、「医療費などの過払い金があります。キャッシュカードを引き取りに行きます。」等と言って、暗証番号を聞き出しキャッシュカード等を騙し取る。
(3)振り込む前に相談しましょう
急にかかってきた電話で動揺してしまうことは、誰にでもあります。家族や身内のことであれば、なおさら心配になると思います。そういう時こそ、いったん立ち止まって冷静に考えてから行動しましょう。家族や身内に電話の内容について相談するようにしましょう。警察や消費者生活センターなど公共機関でも相談に乗ってくれます。一人で考え込まずに、誰かに相談してから行動することで、特殊詐欺を未然に防ぐことができます。
(4)防犯グッズ紹介 簡易型自動録音機「録音チュー」
電話がかかってきて受話器を取るとセンサーが作動し、「振り込め詐欺防止の為、通話内容を録音します。」という警告音声が再生されます。犯人は会話を録音されることを嫌うため、直接会話をする前に電話を切らせる効果が期待できます。
役場にて無料配布を行っております(数に限りがございます)。詳しくは役場戸籍住民係までお問い合わせください。
問合せ:
役場戸籍住民係【電話】内線26・34
保健センター【電話】5-3506
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