シニア世代は、食が細くなったり、食事づくりがおっくうになったりして、品数や量が減りがちです。また、近年、中高年の肥満が増加し、肉や脂質を控えるようにという情報を聞くことも多いのではないでしょうか。しかし、食事量が減っている人が中高年向け食事法をそのまま取り入れてしまうと、低栄養状態に陥ってしまう恐れがあります。
食欲を増すには、香辛料で胃液の分泌を促すのも効果的です。コショウやカレー粉のほか、ショウガや大葉、梅干しなどの薬味も刺激になります。季節を感じる食材や美しい盛り付けなど、おいしそうな見た目にもこだわってみましょう。
外食や友人との食事など、いつもと違う雰囲気で食べるのも気分が変わり、食欲もわいてきます。また、外出の機会が増えることは体力低下を防ぐことにもつながります。食欲不振が長く続く時は、何らかの疾患や薬剤の影響も考えられるので、専門家に相談してください。少しずつでもいろいろな食材を口にして、しっかり栄養をとりましょう。
(参考:みんなの食育 農林水産省)
問合せ:市総務スポーツ課 総務スポーツグループ
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