―令和6年度―
■稚内市地域保健推進委員連絡会総会
令和6年5月27日(月)
稚内市保健福祉センター
今年度地域保健推進委員同士が初めて顔を合わせる場となる総会が開催されました。はじめに北川靜子副会長より「地域保健推進委員連絡会は、昭和からの長い歴史の中で、社会の変化とともに私たちの活動も変化してきています。新型コロナウイルス感染症の取り扱いが5類になったことで、今後は、健康づくりへの取り組みがより一層活発になっていきます。地域の健康づくりを支えているのは、地域保健推進委員の地域に根差した活動の継続によるものです。これからも稚内市の健康づくりのパートナーとして、みなさんで楽しみながら地域を盛り上げていきましょう」と挨拶がありました。
総会終了後は宗谷総合振興局保健環境部保健行政室健康推進課係長岩井裕佳氏による『災害時に備えた健康管理について』と題して研修会が開催され、災害はいつ起こるかわからないため、日頃からの備えや地域の中の繋がりが被災後の精神状態に影響する事について学びました。
また、災害時はライフラインの復旧に時間を要する場合があります。生活環境の変化から健康状態の悪化を招くことが想定されるので、常々地域の中で健康の大切さや健康管理への意識を高めていく活動が、とても重要になるとお話があり、地域の健康づくりの大切さを再認識する研修会でした。
◆地域保健推進委員連絡会総会研修会「災害時に備えた健康管理について」
宗谷総合振興局保健環境部
保健行政室健康推進課
係長 岩井 裕佳氏
【災害】
いつ起きるかわからない
↓
【避難】
避難所は確認しておこう
安全の確保をしよう
お互い助け合おう
↓
【避難所】
支援はすぐ十分に入るとは限らない
自分達の健康を守る方法を考える
▽避難生活で起きやすい二次健康被害
▽二次健康被害を少しでも抑えるために
一人ひとりが日頃から“健康意識”を高めること
・健康維持のための知識を身につける
・生活習慣病・感染症・要介護にならないよう予防する
・持病の管理・こころの健康を保つ
・お互い声かけを行い、助け合いの心を育む
◎地区ごとに避難できた避難所では、まとまりがよい。心の安定もある。
~参加者の感想~
「日頃の備え、心構えが大事だなと思いました。」
「地域の防災がどこまでできるか不安だけど、考えていきたい。」
「避難所について、知っておこうと思いました。もし、災害が起きたら孤島になる可能性が高いので怖いです。」
「逃げるための体力をつけようと思いました。」
■気を付けよう!!食中毒予防のポイント!
毎年7月から8月にかけて、最北の稚内でも30℃近い気温や湿度が高い日もあり、食中毒警報が発令されることがあります。そのため、ご家庭での食中毒対策が必要です。食中毒予防は、菌を「つけない・増やさない・やっつける」が3原則となっています。
(1)【食品を買うときは…】
消費期限をチェックし、食品を持ち帰る際、保冷剤(氷)などと一緒にし、早めに冷蔵保存する。
(2)【家庭で保存するとき…】
食品を詰め込みすぎると冷えが弱まるため、7割程度の保管とする。
冷蔵は10℃以下、冷凍は-15℃以下で維持する。
(3)【調理をするときは…】
手はこまめに洗い、タオルは清潔なものを使う。
(4)【料理をするときは…】
加熱は中心部の温度が75℃以上で1分以上行う。
調理が途中の場合は、一旦冷蔵庫で保管する。
電子レンジを使う場合、加熱が均一になるように混ぜる。
(5)【食事をするときは…】
食事の前には手を洗い、長い時間室温に料理を出しておかない。
(6)【食品が残ったときは…】
調理後から時間が経ちすぎたりした場合、思い切って廃棄する。
温めなおすときは、75℃以上で十分に加熱する。
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