■小学校は全国、全道平均と同等またはそれ以上の結果、中学校は改善傾向あり
令和5年4月~7月にかけて、全国体力・運動能力、運動習慣調査が小学校第5学年及び中学校第2学年の全児童・生徒を対象に実施されました。本調査は、小中学校それぞれ全8種目の実技調査に加え、運動習慣、生活習慣等に関する質問紙調査も行われました。
紋別市では、小学校が男女共にほとんどの種目で全国、全道平均と同等またはそれ以上の結果でした。中学校は昨年度、男女共にすべての種目で全国、全道平均以下の結果でしたが、本年度は、いくつかの種目で全道並みの結果となりました。学校や地域、家庭のさまざまな取組により体力の維持・向上に改善傾向が見られることがわかりました。
以下、調査結果から見た紋別市の子どもたちの様子について、概要をお知らせしますので、家庭・地域での教育や子育ての参考にしていただき、子どもたちの体力向上に努めていただければ幸いです。
▽実技調査の結果(各種目、全国の平均値を50として、紋別市と全道の値を算出)
▽生活・運動習慣に関する調査の結果
全国調査の結果、生活習慣と体力との相関関係において、以下のグループにおいて体力合計点が高いことがわかりました。紋別市でも全国調査の結果と同様の相関関係が見られました。食事と睡眠といった基本的生活習慣は、落ち着いた学校生活や授業における集中力にも関わります。ご家庭でも、体力合計点が高いグループを基本的生活習慣の基準として取り組んでいただきますようお願いいたします。前項の実技調査の結果と比較してご覧ください。
1.食事と体力との関係→小、中学校共に朝食を「毎日食べる」グループが最も体力合計点が高い
2.睡眠時間と体力との関係→小学校は「8時間以上9時間未満」(男子・女子)と「9時間以上10時間未満」(女子)
■紋別市の取組み
紋別市では、保護者や地域の皆様と一体となって子どもたちの体力向上を推進するために、以下のような取組を行っています。各種スポーツ教室等も開催しておりますので、興味のある方はお子さんと一緒に参加してみてはどうでしょうか。
・スポーツ振興課コーチ(北海道コンサドーレ札幌より派遣)による、体力の向上を図るための授業サポート及び教員向け研修会の実施
・「どさん子元気アップチャレンジ」を活用した縄跳び等、休み時間に取り組める運動の充実
・幼児・児童向け各種スポーツ教室の開催
・土曜日の市内高校生以下の体育施設使用料の減免
問合せ:学務課指導主事
【電話】24-2111(内線431)番
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