■認知症になっても住み慣れた紋別で安心して暮らしていけるよう「認知症初期集中支援チーム」が支援をします
日常生活を健康に送るためには、脳を健やかに保ち、脳の老化である「認知症」を予防していくことが大事です。認知症は、現在完治が難しい病気とされていますが、早期に発見して適切な対処をすれば、その人らしい充実した生活を続ける事が出来る可能性もあります。
チームは住み慣れた地域で安心して生活が続けられるよう支援します。
▽認知症初期集中支援チームとは?
認知症の人や認知症の疑いのある人、その家族のもとに訪問して、認知症についての困り事や心配事などの相談に対応します。
医師(認知症サポート医)と医療・介護の専門職(看護師、主任ケアマネジャー等)で構成されています。
▽チームの役割とは?
認知症の方や認知症の疑いのある方、その家族に対して、適切な医療サービスや介護サービス等の紹介や利用のため、チーム員が自宅に訪問して一定期間(概ね6か月以内)集中的に支援します。
▽対象となる人は?
40歳以上で次に該当する人です。認知症や認知症が疑われるのに診断を受けていない、認知症の診断を受けているが治療を中断している、適切な医療サービスや介護サービスを受けていない等。
▽相談窓口は?
認知症でお困りの方、認知症の家族のことでお悩みの方は、ひとりで抱え込まず、身近に相談できる地域包括支援センターへご相談下さい。
■地域包括支援センターの「見守り支援」
▽見守りネットワークシステム
地域包括支援センターでは、認知症等により外出したまま自宅に戻れなくなった方の情報を早期に伝達する取り組みとして「見守りネットワークシステム」を運用しています。
このシステムでは行方不明が発生した際に、登録した対象者の情報を市や医療機関・介護事業所など協力機関へ伝達することで、見守りの「目」を増やし、早期発見を目指すことで、住民が認知症等になっても住み慣れた地域で安心して生活を続けていけるように支援します。
▽「見守りキーホルダー」
地域包括支援センターでは、一人暮らしの高齢者の方や、認知症状がある方が、安心して暮らせるように身元を確認する手段として「見守りキーホルダー」を配布しています。地域包括支援センターの連絡先と、個人を特定するために振り分けた番号が記載されており、鍵やバッグ、財布などにつけて利用できます。これによって、外出先の事故や道に迷って保護された時に、身元や緊急連絡先を速やかに確認することができます。
これらについて、「もっと詳しく知りたい」「実際に使ってみたい」など、詳細については地域包括支援センターまでお気軽にご連絡ください。
問合せ:紋別市地域包括支援センター
【電話】23-1232番
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