◆子どもや高齢者は特に注意
毎年、夏には全国各地で熱中症の健康被害が出ています。熱中症は重症化すると命の危険があることから、正しい知識を身につけて予防を心がけることが大切です。「水分を取る」「涼しい環境で過ごす」など、すでにご存知かもしれませんが、熱中症対策を再確認しましょう。
熱中症は誰でも注意が必要ですが、暑さを感じにくかったり、体温調節機能が働きにくかったりする子どもや高齢者は特に警戒する必要があります。周囲の方が見守りや声かけを行い、地域全体で熱中症を予防しましょう。
◆R3→R5で救急搬送件数が2倍に
熱中症症状での搬送件数が年々増えてきています。過去3年間の搬送状況を振り返ると、令和3年は11件(軽症7件、中等症3件、重症3件)、令和4年は13件(軽症4件、中等症9件)、令和5年は22件(軽症9件、中等症11件、重症1件、死亡1件)とう結果になっています。令和3年と令和5年を比べると2倍になっており、今年もよりいっそうの対策が必要です。
▽熱中症搬送件数(過去3年間、美幌・津別広域事務組合消防本部)
◆check 再確認!熱中症予防のポイント
▽のどが渇いていなくてもこまめに水分補給
1日あたり1.2リットルの水分を取りましょう。(コップ6杯分が目安)
▽涼しい環境で暑さを避ける
熱中症は室内でも多く発生しています。ためらわずにエアコンや扇風機などを使用して涼しい環境で過ごしましょう。
▽バランスの良い食事で体調を整える
暑さに負けない体力をつけることも大切です。バランスの良い食事は適度な運動を心がけ、体調を整えましょう。
◆check 家に冷房がない場合は
▽涼しい施設を開放しています クーリングシェルター
熱中症特別警戒アラートや熱中症警戒アラートが北海道に出され、美幌町の暑さ指数か31に達する場合、下記の指定施設を開放します。
指定施設:
(1)しゃきっとプラザ
(2)町民会館
(3)図書館
(4)スーパーアークス美幌店
(5)コープさっぽろびほろ店
(6)シティ美幌店
開館・開店日はいつでも休憩できます((1)を除く)。
開放時間:開館・開店日の10時~17時
※クーリングシェルターを開放する場合は、町ホームページ・広報車などでお知らせします。
◆check 熱中症になった場合は
▽涼しい場所に移動して 体の太い血管を冷やす
まずは日陰など風通しの良い涼しい場所に移動し、衣服を緩めます。そして、氷のうなどを使い、大きな血管が通っている箇所を冷やします。
冷やすとよい箇所
(1)首の後ろ
(2)脇の下
(3)股のあたり
◆check 熱中症についてもっと詳しく知りたい方へ
▽熱中症予防のための情報・資料サイト(厚労省HP)
本紙掲載のQRから熱中症予防の正しい知識を再確認できます。
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