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健康コラム第8回「11月8日は『いい歯』の日」

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北海道芽室町

丈夫な歯と口の健康を守るためには、早い時期からのケアが大切です。家族全員が“健口”を守る生活をしましょう。

■むし歯は世界で一番多い疾患
むし歯も一つの病気です。世界の疾病ランキングでは、第1位が永久歯のむし歯。日本でも64歳以下では歯科疾患が第1位です。世界で未処置のむし歯を持っている割合は、なんと34%。日本でも30%以上(人数にすると約4000万人)が抱えている疾患です。約3人に1人が今すでに罹患しているということです。むし歯は、一人ひとりには軽いが、たくさんの人が罹る疾患なのです。

■歯科疾患と全身疾患
日本ではあまり知られていませんが、70歳以上の健康寿命を喪失させる要因に“口腔疾患”が入っています。歯が少ないと、うつや認知症になりやすくなる、死亡リスクを増加させるという研究結果が報告されています。8年ほど前からオーラルフレイルという言葉が出てきており、日本歯科医師会が啓発運動を行っています。オーラルフレイルとは、口腔の衰えという意味ですが、多くは体の機能低下の前に起こります。早期発見し、改善することで健康寿命を延ばすことにつながります。

■むし歯予防を違う視点から
むし歯の原因と聞くと、砂糖の摂取を思い浮かべますが、世界的に見ると日本は砂糖の摂取は多くありません。しかし、むし歯の罹患率は高いのです。それは、むし歯予防に効果的なフッ素があまり普及していないことが原因だと言われています。厚生労働省では、フッ素配合歯磨き粉の使用を0歳(歯の生え始め)からすすめています。とくに効果の高いフッ素洗口は、幼少期からの使用で大人になってからも、むし歯予防に効果的です。
歯を失う原因の多くは、歯周病だと言われていますが、むし歯も大きな原因の一つです。幼い子供から高齢者まで、どの年代でも罹りやすい“むし歯”という疾患を予防するために、今からできることを始めてみましょう。

問合せ:子育て支援課子育て支援係
【電話】62-9733(窓口1階4)

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