3月は、「自殺対策強化月間」です。令和5年の自殺者数は2万1818人(暫定値)で、前年と比べて63人減少したものの、令和2年以降2万1000人を超えている状況です。
自殺は、その多くが「追い込まれた末の死」であり、そこに至るまでの過程があることから、「防ぐことのできる死」といわれています。また、自殺の背景には精神保健上の問題だけではなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的要因があり、決して特別な人たちの問題ではありません。
■あなたは大丈夫ですか?~うつ病自己チェック
□毎日の生活に充実感がない
□これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
□以前は楽にできていたことが、今では億劫に感じられる
□自分が役に立つ人間だと思えない
□わけもなく疲れたような感じがする
※2つ以上当てはまり、その状態が2週間以上続いていて、生活に支障が出ている場合は「うつ病」かもしれません。「うつ病」は生きるための意欲を低下させ、「死にたい」と思い込ませる病気です。可能性がある場合は一日でも早く受診しましょう。
■身近に心配な方はいませんか?
元気がないなど、身近な人が“いつもと違う”と思ったら、まずは声をかけてみましょう。たとえ直接的な解決につながらなくても、話を聴いてもらうことで、気持ちが楽になることがあります。アドバイスや意見を言おうとあわてず、ただ受け止めてあげてください。立場や気持ちに寄り添い、共感することで、「あなたはひとりじゃない」と伝えることが何よりも大切です。そして、専門のこころの相談窓口を紹介してみましょう。
ホームページには、「こころの相談窓口」や「こころの体温計」を掲載しています。「こころの体温計」は、パソコンや携帯電話の端末で気軽にメンタルヘルスチェックができます。ご自身や大切なご家族のこころの健康状態をチェックしてみてください。
問合せ:健康福祉課保健推進係
【電話】62-9723(窓口1階2)
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