◆残っているお薬はありませんか?
冬は感染症が流行する季節です。日々の健康管理が大切になります。高齢者の方は、治療で内服している方が多く、体調を整えるために適切な服薬が重要になります。
ところが、次のことが起こっている場合があります。当てはまる項目がないか確認してみましょう。
□受診予定日に多くの薬が残っている
□昼食後の薬は、外出して忘れやすい、または、食事が朝昼一緒なので昼食後分は飲んでいない
□つい、薬を飲むことを忘れてしまう
□薬は飲んでいなくても、具合が悪くならないから大丈夫だと思う
□自分の調子にあわせて、薬を飲むか飲まないかを決めている(医師に相談していない)
□薬を飲んだ後に具合が悪くなった(または、薬が飲みにくい)ので、それ以降内服していないが、主治医に悪い気がして伝えられていない
一つでも当てはまることがある方は、薬の困りごとが起きている状態です。
【困りごとをそのままにしておくと…】
処方された薬を指示どおりに内服しないことで、招きやすいことがあります。
・症状がよくならない(自覚症状がなくても、血液検査値が悪いままなど)
・薬の効果が出ていないと判断されて、薬の追加や変更をされる
どちらもご自身にとって不利益なことで、避けたいことです。
ただ、自分でも何のために薬を飲むのか、何が原因になって上手くいかないのか、どのようにしたらよいのかなど、わからないままになってしまうことがよくあります。
【困りごとを解決するために】
そこで、専門家の力を活用しましょう!薬の専門家は、薬剤師さんです。薬を処方してくれる薬局で会う機会が多いのですが、思い切って相談しましょう。
そのときに、お薬手帳と薬も忘れずに持参しましょう。
薬剤師さんには、内服する薬の用法や効果だけでなく、必要性の説明、飲み忘れ・飲み残しを減らす方法、工夫を一緒に考えるなどの役割があります。複数の病院で処方を受けている方も、お薬手帳を1冊にして薬剤師さんに話してみましょう。
高齢の親御さんと離れて暮らしている方は、薬の管理をどのようにしてるのか体調や通院の話題と一緒に確認しておくのも一つの方法です。「薬は飲めている」と答える方が多いのですが、服用している薬の種類を知りたいからとお薬手帳を出してもらい、心配だから一度確認させて等問い詰めずに家にある薬を出してもらえるとよいでしょう。
問合せ:苫前町地域包括支援センター
【電話】64-2215
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